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クロマグロの養殖はやっぱり難しい?「近大マグロ」1000匹全て死亡

豆知識

近畿大学水産研究所で研究されていたクロマグロ1000匹が海水温と水槽の壁、マグロ同士の衝突のためあえなく全滅してしまう結果に。

近大の養殖クロマグロ「近大マグロ」全滅

射水市の近畿大学水産研究所で、去年7月から水槽で飼育されていたクロマグロ1000匹が、5日までにすべて死んだことがわかりました。
近大の養殖クロマグロ全滅|KNBニュース|北日本放送|KNB WEB

実験が行われていた富山実験場は付近の海水温が低いため、水槽のみで飼育。水槽は直径10メートル、深さ3メートルと近大水産研究所の施設としては最大の研究所。
水温を調節できる利点を生かし、産卵時期を本来の夏からずらせるかを研究。同時に年1回の産卵回数を増やすことで「近大マグロ」の安定供給を目指していました。
水槽の壁、マグロ同士の衝突で死ぬ稚魚が出始め、海水温の低下に弱いクロマグロのため低下した海水温をボイラーで温めるも費用を維持できずあえなく全滅となりました。
体長10センチほどの稚魚1000匹が泳いでいましたが、残念ながら研究は失敗に終わる事に。
「近大マグロ」に代表される養殖マグロは味の調整が出来るという利点があり、完全養殖に初めて成功したのは13年前の2002年。
当初はアンバランスだった赤身と脂身の配分も人口エサの配分を変えることによって、天然マグロに近い配分を実現出来るほどになっていました。
近畿大学水産研究所、増養殖の世界では世界1位の研究機関となり、国内だけでなく世界の食も支えると期待されるほど評価の高い研究所。
この完全養殖法に成功すると安定供給が可能になるとの期待が高かっただけに、関係者からは大きなため息も出ているんだと。

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