コロンビア史上最高の殺し屋と評される殺し屋。300人を殺害し逮捕されたものの、22年という起こした事件と比べれば短すぎる期間で出所する事に。
コロンビア史上最高の殺し屋「ポパイ」
南米コロンビアの麻薬王、故パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)の下で殺し屋として働き、「ポパイ(Popeye)」の通称で知られていた男
コロンビア麻薬王の殺し屋「ポパイ」釈放、300人の殺害自供 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
本名はジョン・ハイロ・ベラスケス・バスケス(John Jairo Velasquez Vasquez)、52歳での出所。
その経歴は凄まじいもので、300人を殺害し、民間機爆破テロや大統領候補の暗殺など3000人の殺害にも関与したという、まさに生ける伝説といってもいい殺し屋。
雇い主であるエスコバルの命令で自らの恋人の命も奪った事もあり、悲劇の殺し屋としても知られているんだと。
ビジネスのためなら恋人も非情に始末、現実でゴルゴと肩を並べられるレベルですね。恋人を殺した後もタバコをふかしてたんでしょうか。
数々の伝説を作った「ポパイ」ですが、逮捕に至った直接の事件は1989年に起きたルイス・カルロス・ガラン大統領候補の暗殺事件。有罪判決を受け、禁錮30年の刑が確定することに。
ですが、これだけの殺人を犯したにもかかわらず2014年、22年間の服役生活を終え、刑務所から保釈されました。
普通に考えると死刑以外考えられないですが、なぜこんなに早く釈放されたのかというと、司法取引。
1990年大統領選での対抗候補で、ガラン氏の暗殺を依頼したとして起訴されたアルベルト・サントフィミオ被告の裁判で、検察側の証人として証言したことから、刑期22年を終えた時点で釈放された
コロンビア麻薬王の殺し屋「ポパイ」釈放、300人の殺害自供 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
この重要な裁判で国の側に立ち証言した事で、大幅な減刑を受けることに。
ただ組織を裏切って国の側に立った以上、出所したからといって悠々自適な生活が送れるはずも無く。
復讐される恐れがあることから釈放後の居場所は明らかにされておらず、組織から身を隠すように生活を送っているんだと。
「ポパイ」だけでも驚くべき人物ですが、その雇い主のパブロ・エスコバルも物凄い経歴の持ち主。
コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設し、「麻薬王」として世界中に悪名を轟かせたコロンビアの犯罪組織指導者
世界を震撼させたコロンビアの麻薬王「パブロ・エスコバル」が所有していた島々に残る廃墟 : カラパイア
世界最大の麻薬消費を誇るアメリカをはじめとし、世界中でコカインを密売。フォーブス誌によると世界で7番目の富豪として取り上げられるまでに成り上がった人物。
エスコバルの一声で400人以上が明日の朝には海に浮かぶと言われたほどで、「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」と称されています。
本当に映画の世界に登場してもおかしくない人物で、世界を震撼させ続けました。ですが、1993年12月2日、治安部隊の特捜チームの突入により一斉射撃を受け死亡したとされ、すでに亡き人に。
ただ本物である可能性はほぼ間違いないが、影武者である可能性も排除できないと、本当にこの世界にもう存在していないのかは神のみぞ知る状態だと。