臓器売買というと心臓や肝臓など臓器をイメージしますが、実際には人間の血液・骨も含めてあらゆる部位が売買されています。世界中でブローカーが暗躍し深刻な問題になっていると。
人間の肉体の価値は30886700ドル
総額:30886700ドル(30億7605万円)
健康な成人男性1人をまるごと臓器闇市場に出すと総額いくらになるのか? : カラパイア
1人の体を余すことなく売り切ったと仮定しての値段。高いのか安いのかと考えると人それぞれだと思いますが、人間の生涯賃金が3億ほどだと考えると高い気もしますね。
バイクのライダー用ヘルメットなどのギアを扱う会社のCMとして行われた物。
なぜこんなことを計算する事にしたのかというと、あなた自身にはこんな値段がつくのだから、バイクに乗る時はそれを守る防具をちゃんとつけましょうという趣旨から。
大切な体を守るためにうちの商品を買ってくださいね、と。
体の部位別に最も値段がつく部位を見てみると、
心臓:30万ドル(3000万円)
肝臓:15万ドル(1500万円)
肺:10万ドル(1000万円)
腎臓:7万ドル(700万円)
膵臓:5万ドル(500万円)
となっており、やはり心臓、肝臓は飛びぬけて値段がついています。心臓はもちろん生きたままでは移植できないため、需要と供給のバランスからかなりの高額に。
国ごとに多少値段に違いはあるものの、取替えの難しい部位が高額になるのは変わらないと。
臓器売買がビジネスとして成り立つほどの理由に、臓器移植を待つ患者の増加があります。
現在アメリカだけで113100もの人がなんらかの臓器移植を待っているためらしい。また、2011年に移植された臓器は14144個で、1日あたり18人の移植を待っている人たちが亡くなったそうだ。
【怖すぎ】自分の内臓を売ったらいくらになる?部位ごとに値段が分かる画像 | ロケットニュース24
必要な臓器が見つからず、どこからでもいいから適応する臓器が欲しいという需要が高まり続けているため。
また、臓器が必要なのは移植待ちの人だけではなく、科学的な調査のために11000体もの人体が使用されている事実も。
恐ろしい話ですが、闇市場では血液・骨・内臓と、人間の全てを購入することができるビジネスがすでに確立されており、世界中でブローカーが暗躍していると。
日本ではほとんど聞かない闇市場での臓器売買ですが、世界中で問題は年々深刻になっているということは頭の隅においておいても良さそうです。