人類の偉業、アポロ11号の月面着陸とアラン・シェパードの月面ゴルフショット

1969年7月20日、「イーグル」と名付けられたアポロ11号月着陸船が月面に近づくと世界は固唾をのんで見守りました。
ニール・アームストロング船長と月着陸船パイロットのバズ・オルドリンは、人類初の月面着陸という歴史を築く準備をしていました。

アポロ11号の月面着陸

イーグルが降下する間、ヒューストンの管制チームは宇宙船の進行状況を注意深く監視しました。着陸地点は岩が多く危険であることが判明し、にわかに緊張が高まります。

アームストロング氏は宇宙船を手動で制御し、燃料がわずか数秒しか残っていない状態で宇宙船を安全な着陸地点に誘導。
緊張の瞬間の後、アームストロングが「ヒューストン、こちら静かの海基地。

イーグル(着陸船)は着陸した」と宣言したのは有名。
その声を聴いた瞬間、世界は一斉に安堵のため息をつきました。
数時間後、アームストロング船長は月着陸船のはしごを降り「これは人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という有名な言葉を発します。

オルドリンもすぐに続き、二人は月面に星条旗を立てました。月面着陸という歴史を築いた輝かしい象徴となりました。

アポロ11号のミッションは人類の偉業の勝利であり、科学探査の力の証明でした。
これは将来の宇宙探査への道を切り開き、共通の目標に向かって協力すれば何が達成できるかを思い出させるものとなりました。

1971年2月5日、宇宙飛行士アランシェパードは月面でゴルフボールを打った最初の人物になりました。

アポロ14号のミッションの指揮官として、シェパードは月のサンプルスコップのハンドルに取り付け改造された6番アイアンのヘッドを携行していました。

NASAの厳しい重量制限にもかかわらず、彼はクラブとゴルフボール2個を宇宙船に隠して持ち込みました。
月に到着するとシェパードはクラブヘッドをハンドルに取り付け、数回素振りをして月の低重力に適応しました。

そして、世界中のテレビ視聴者が見守る中、初球を打ちっぱなします。

着ていた宇宙服のせいで飛距離はわずか数ヤードにとどまってしまいました。おいおい、大丈夫か、とやや心配に。

気分も新たに2番目のボールをよりクリーンに打ちます。
ボールは跳ね返り月面を横切って転がるまで推定200ヤード近く飛びました。「ナイスショット」、関係者から喜びの声が上がったのだとか。

シェパードのゴルフショットは重大な科学的任務の最中の気楽な瞬間であると同時に人類による地球外探査の可能性を示すものとなります。

シェパードは後にこの撮影は月面で行った中で最も楽しいことの一つ。

アポロ計画に対する世間の関心を高めるのに役立った、と語りました。
シェパードのゴルフショット、視聴者を飽きさせないパフォーマンスで釘付けにした彼の人間性が垣間見えるようです。

学校でも例えとして上がることの多い歴史的偉業。
近年、宇宙開発に力を入れる民間企業も増え、ますます発展する可能性も高い宇宙への進出、いつか新たな大発見が世界を喚起させる日が来るのかもしれません。