困難な生活を送っているミクロネシア諸島に人道支援として毎年行われている「クリスマス・ドロップ作戦」。今年は日本も参加し行われました。
64回目を迎える「クリスマス・ドロップ作戦」
クリスマス・ドロップ作戦とは、アメリカ大使館公式マガジン「アメリカンビュー」によると、空軍ボランティアが西太平洋のミクロネシア諸島に空中から援助物資を投下するもの。
米軍のクリスマス・ドロップ作戦に航空自衛隊も参加…西太平洋の島々に援助物資を投下! : 軍事・ミリタリー速報☆彡
1952年から始まり各国の軍だけでなくグアムの民間団体も協力する官民一体の作戦。国防総省が支援のために行う人道目的のボランティア活動。
チューク、パラオ、ヤップ、マーシャル諸島と北マリアナ諸島の島々など50以上の島の住民に対して行われ、届いた箱の中にはおもちゃ、衣料、釣り道具、スポーツ用品、食料品、ツールなど、島民の暮らしに今必要な備品が入っています。
島の長も「たいていの年、この日が私たちにとって1年で一番重要な日だ」と語っているほどなくてはならない活動になっているんだと。それだけ深刻な生活の圧迫があるんですね。
「物資投下の訓練」も兼ねる
この「クリスマス・ドロップ作戦」は米空軍にとって訓練でもある
。横田基地は人道援助、災害救援の大切な訓練だとしている。
日豪が米軍伝統の“サンタ作戦”に初参加 2国間同盟から新たな形へ…背後にある米国の思惑 | ニュースフィア
今年は日本の航空自衛隊とオーストラリア空軍がメンバーとして参加し、初めて米日豪3ヶ国合同訓練という形で行われました。
ボランティアがメインなのは間違いないですが、不安も付きまとうアジア太平洋地域で同盟国間の協力関係をより強化する目的もあるんだと。