2016年1月から始まるマイナンバー制度に便乗した詐欺が10月以降急増していると。すでに実際の被害にあった人もでてきており、十分な注意が必要。
来年1月から運用開始のマイナンバー制度に便乗
河野大臣(国家公安委員長)は、全国の警察と消費生活センターなどにマイナンバー詐欺とみられる300件を超える相談が寄せられていることを明らかにした。
マイナンバー詐欺・相談300件超・市の職員名乗り「登録にはお金が…」 テレビ朝日【スーパーJチャンネル】|JCCテレビすべて
マイナンバーのカードの配送もはじまり、2016年1月から始まる共通番号(マイナンバー)制度。不審な電話や戸別訪問などが10月以降に急増しており、国も注意喚起する事態に。
具体的には、マイナンバーや金融機関の口座番号、家族構成などの個人情報を聞き出そうとするもの。すでにマイナンバーが流出してしまっていると不安をあおり、確認と称して聞き出そうというもの。
特に最近増えている手口として、「訪問型」と呼ばれる実際に市役所の職員を装い、「マイナンバーは届いているか」と声をかけてお金を騙し取ろうとする方法。
被害例に共通しているのは、男性の2人組ということ。自宅を訪問し、届いているか尋ねられた際にまだ届いてないと返事すると「すぐに送るから」「調べる」と称し、調査料を5千円から1万5千円を騙し取ろうとするんだと。
他にも市役所の職員を名乗る人物から届いているなら「マイナンバー登録にお金が掛かる」と言われ、登録手数料をだまし取られる被害などが出ているんだと。
明らかにマイナンバーの配送の遅れに便乗した詐欺であり、届いていないことを利用して不安を煽りお金を騙し取ろうというもので、直接自宅を訪ねてくる人物には十分な注意が必要。通常、尋ねてくる事はありません。
マイナンバーの配送状況については各地域ごとに確認できるサイトもあり、
https://www.kojinbango-card.go.jp/cgi-bin/tsuchicard/jokyo.cgi
ここから、自分の住んでる都道府県をクリックすると配送状況が確認できます。差出しが完了した翌日にホームページへ掲載され、差出日から20日以内に届く予定。