今年は、いつもよりかなり暖かい冬になりそうだと。個人としては過ごしやすくなりそうですが、スキー場では雪不足など深刻な問題も。
二十四節気のひとつ「大雪」を迎えいよいよ冬本番のはずが
12月7日は二十四節気のひとつ「大雪」。
今日は何の日 12月7日は「大雪」 – INSIGHT NOW!
北風が吹いて大雪が降る頃という意味のある「大雪」。この日を迎え、暦の上ではいよいよ本格的な冬に、と思いきやどうやらそうもいかないと。
最高気温は8日(火)頃から平年より高い所が多く、10日(木)以降は全国的に平年より4度以上高くなる日も。
今週の天気 気温は高温傾向へ – BIGLOBEニュース
低気圧や前線が日本付近を進行。暖かい空気が流れ込み気温は上昇傾向。
関東以西は最低気温10度以上を維持する可能性が高く、日中だけでなく朝晩の冷え込みも弱く例年と比べて厳しい寒さになることがなく、比較的過ごしやすくなると。
福岡では金曜日は20度と11月上旬並みの予想。
今週後半はダウンコート要らず?(日直予報士) – 日本気象協会 tenki.jp
12月に20度まで気温が上がることになれば、2010年以来、5年ぶりの暖かい冬となります。全国的に平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と予想されいて、気象庁も「異常天候早期警戒情報」を発表するほどの暖かい冬に。
今年は12月に限らず、11月も全国的に気温が高く西日本で例年と比べ2.1度、東日本で1.9度高い事に。11月中旬に限ると西日本で3.6度、東日本で3.2度も高く、昭和21年に統計を始めて以来、最も高い気温を記録。
個人からすれば寒さが和らいで過ごしやすくなりありがたい気もしますが、農家からすれば農作物の管理に調整変更が必要になり、注意を呼び掛けています。スキー場では雪不足が深刻になり、開業を延期するところも多々出てきているんだと。
ウィンタースポーツが好きな人からすれば、なかなか重大な事態になるかも。
原因は「エルニーニョ現象」
国連の世界気象機関(WMO)は、発生中のエルニーニョが年末にかけてピークに達し、かなり大規模な勢力に成長。
エルニーニョで15年の気温は過去最高に、16年はさらに上昇=国連 | ワールド | ニュース速報 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
「エルニーニョ現象」とは、ペルー沖の海水温が高くなることで起こる現象。異常気象の原因ともいわれており、今年はとくに大規模で来年春まで続きそうな気配で、1997年以来の「スーパー・エルニーニョ現象」になる可能性もあるんだと。
日本に限らずすでに世界中で影響が現れていて、アジアやアフリカ、中南米などで極端な高温や低温、少雨や多雨が発生し不安定に。
「エルニーニョ現象」、日本に与える主な影響として
3か月予報でも北日本を除いて暖冬傾向に(北日本ほぼ平年並み)
降水量は日本海側では少なく、太平洋側では多くなり不安定な気候になりやすい
と個人にとっては寒さが和らぐ事で、過ごしやすくなりそうですが、ウィンタースポーツなど雪が必要な楽しみにとっては厳しくなるかも。