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生活は貧しくとも紳士であれ、コンゴで決めるおしゃれな集団「サプール」

豆知識

内戦で厳しい経済状況にあるコンゴ、この国で貧しくとも美学を貫き、超一流ブランドのスーツを身にまとう「サプール」に注目が集まっていると。

サプールを楽しむおしゃれ集団

サップ(SAPE)は、コンゴ共和国およびコンゴ民主共和国においてみられるファッションの一種である。サップを楽しむ人々はサペー、またはサプール(Sapeur)と呼ばれる
サップ – Wikipedia

「サップ」が生まれた背景にはフランスの植民地だった過去にあり、1920年代のフランス領コンゴの社会運動家アンドレ・マツワが「サプール」の始まりと言われています。
100年ほど前から続く西洋への憧れからこのような文化が生まれることに。サプールは、いつの日かパリへ行くことを夢見ており、かなえるために日々精進を続けていると。
「サップ」、1990年代の内戦で一時途絶える危機に面するものの、なんとか継承。今は非暴力・平和の体現者として国の大臣もが認める存在になっているほど。
「サプール」は裕福な家庭ということは無く、一般の会社員、電気工事士やタクシードライバーといった仕事に就く一般の人々。
内戦などで経済が壊滅状態のコンゴ。平均月収は3万円ほどですが超一流ブランドのスーツをそろえるために、時には何ヶ月もお金を貯め、給料の半分以上を衣服につぎ込みます。
自分の美学を貫き通す情熱に刺激を受ける著名人も多く、ポール・スミスもその一人。自分の秘蔵のコレクションに「サップ」を取り入れたこともあるほど。
「サップ」にはいくつかのルールがあり、
・態度は謙虚に紳士的に
・靴下の長さは一定
・コーディネートは3色以内
と自分の好きなようにおしゃれをすればいいというものではなく、厳しいルールの中でオシャレを楽しむことに意味があります。
世界一カッコいいオシャレ「サプール」、実物を見てみたいとコンゴ共和国への旅行を考える人も増えています。

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