Fastly事件
2021年の東部時間6月8日午前5時58分頃、大規模障害は起こりました。
多くの人気Webサイトにサービスを提供するコンテンツ配信ネットワーク(CDN)であるFastlyの問題により、大規模なインターネット障害が発生しました。
自分が日常的に使うサービスも接続出来なくて、焦った人も多かったと思います。
ニュースで耳にする人もいたでしょう。何が起こったかは次のとおりです。
Fastlyとは
Fastlyは、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)。
世界中のユーザーに近いサーバーにコンテンツを保存することで、Web サイトやアプリがコンテンツをより迅速に配信できるようにするクラウド コンピューティング サービス プロバイダーです。
同じようなサービスで有名なのは、cloud flareはよく耳にしますよね。
大規模な停電
Fastlyはサービスに大規模な中断を引き起こしました。
Amazon、Reddit、Spotify、Twitterなど世界で最もアクセス数の多いWebサイトやアプリの多くが1時間以上ダウンしました。
さあ、今日もチェックしようかな、とアプリを起動したものの、繋がらない。
停電の原因
障害の原因は、ある顧客がFastlyのプラットフォームの設定を変更したことに遡ります。
その結果、世界中で同社のサービスを使用するすべての顧客のサイトがアクセス困難に直面したことが原因でした。
影響と教訓
この事件は私たちのデジタル生活がいかに相互につながっているかを浮き彫りにしました。
この障害により、重要な情報にアクセスしたり重要な仕事をオンラインで完了したりすることができなくなり、何百万人もの人々が影響を受けました。
それはまた、私たちがテクノロジーに依存していることと、そのような事件が再び起こらないようにするために緊急時の対応計画を立てることの重要性を認識するきっかけにもなりました。
ありがたいことに、Fastlyのエンジニアや他の業界専門家による迅速な作業のおかげで、問題は比較的早く解決されました。
数時間以内にすべてが正常に戻りましたが、デジタルインフラストラクチャが実際にいかに脆弱であるかを痛感させられました。
あらゆるデータをインターネットサービスに置いておくと、どこでもアクセス出来てとても便利なものの、ネットの不調で突然、何も出来ない状況に陥ります。