スマートフォンをパソコンのように使おうという目的で開発されたデバイス。
パソコンの使い方が分からない若い人が増えているという話も聞きますけど、こういうデバイスが増えることで解決の手立てになるんでしょうか?
「Andromium」
スマホをデスクトップコンピューターとして使用する「Andromium」
スマホをデスクトップコンピューターとして使用する「Andromium 」 サンフランシスコ – Infoseek ニュース
今や一人一台は持ってて当たり前になったスマートフォン。ここ数年で処理能力も大幅に上がり、文章の作成にせよ画像処理にせよ大抵の事ならパソコンなしでも軽々こなせるほどになってきてます。
現時点での最高レベルのスマートフォン用CPUは1996年のスーパーコンピュータと同程度なんだそう。1996年のっていうのが微妙ですけど。スーパーコンピュータっていいたいだけなんちゃうか、と思ってしまいますね。
パソコン用CPUと比べてくれた方がはるかに分かりやすいのに。パソコン用CPUと比べたらそんなもんぐらいかのレベルなんでしょうね、まだ。順調に上がっているとはいえ。
順調に性能が上がっているスマートフォン、使っていない機種を遊ばせておくのはもったいないと考え開発されているのが「Andromium」。
Andromiumは、一見すると、何の変哲もない充電用ドックのようだ。十数センチ四方の、白いプラスチックの台。これにAndroid機をセットし、ワイヤケーブルでモニターと繋ぎ、ワイヤレスのキーボードを用意すれば準備完了。(モニターとキーボードは別に必要というわけ)
スマホをデスクトップPCに変えるアダプタ、Andromium – エキサイトニュース
使い方は非常に簡単でスマートフォンを「Andromium」に差し込むだけ。パソコンとしてもスマートフォンとしてもどちらでも好きなように選んで使えるように。
専用のアプリはスマートフォンとシームレスに統合されているので、パソコンとして使用中に掛かってきた電話もそのまま受け取る事ができ、メールももちろん受信可能。スマートフォンとしての機能を損なうことなく両立させる事が出来ます。
「Andromium」自体が充電器としても機能するのでバッテリー切れを心配する必要もなく、作業の終わりまで集中を途切れさせる事もなし。
セットしたスマートフォンは常に充電された状態になるので、パソコンとして使い終わった後もバッテリー満タンの状態でスマートフォンとしてすぐ使い始めることが可能に。
この手のデバイスが普及する事で、本格的にパソコンが必要なくなり今後パソコンの減少に拍車がかかると考える人もいるんだと。
個人的にはあまり歓迎したくない流れですね。自作パソコンユーザーとしては。けれどもIntelもAMDもデスクトップ用CPUにいまいち力を入れていない感じがするのでこの流れもしょうがないのかも。
インドのスマートフォン利用状況も大きな理由に
インドではたくさんの家族がインターネットアクセスはそのスマホのみという状況で、彼らの子供の教育には非常に不利な状況。
そんな人々にコンピューター体験を届けるのがこのプロジェクトの目指す未来なのです
「Andromium」でスマホをデスクトップPCに!
2014年にインドでは2億2400万台のスマートフォンが売れましたが、そのうち92%が今まで自分のパソコンを持ったことがないそう。このこともこのプロジェクトを推進する大きな目的になったんだと。
スマートフォンをパソコンとして使えるようにすることで、インドの教育に新たな体験をもたらそうと。インドだけじゃなくゆくゆくは途上国全てに必要になるデバイスになりそう。