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若者の間で増加中の「ヘッドホン難聴」って?

豆知識


音響外傷の一種で、イヤホンや大型のヘッドホンを使って音楽などを聞くことで起こる「急性音響性難聴」のことです。

iPodなどの携帯音楽プレーヤーやスマホの普及で外出中でも手軽に音楽を聴けるようになったことで、「ヘッドホン難聴」になる人が増えているそう。
主に大きな音で音楽を聴き続けることで、耳の奥にある蝸牛(かぎゅう)の神経細胞が傷ついて死んでしまうことが原因。
まず初期段階では高音から聞き取りにくくなり、徐々に範囲が広がっていき、そのうち普段の会話で使われる音域も聞こえが悪くなってきます。
「ヘッドホン難聴」に気づく方法として、「耳閉感」「耳鳴り」といった症状も出るため、耳に意識して確認する事で発症していないか定期的に確認するといいそう。
ロックコンサートなどで、大音量のスピーカーのまん前で聞いていたりする事で発祥することも多く「ロック難聴」とも呼ばれたりします。
世界の中高所得国に住む若者の半数近くにもなる約11億人が「ヘッドホン難聴」の危機にさらされているという驚きの事実も。
「ヘッドホン難聴」になる主な原因は3つあって
1 大きな音で音楽を聴く
2 その状態で長時間にわたって音楽を聴く
3 周波数が高い音を聴く
この3つを満たす環境で音楽を聴き続けることで発症しやすくなります。
予防に大切なことは、定期的に耳を休ませる事です。目安としては1時間に5分程度が理想になります。
音量を上げて音楽だけに没頭したいという思いもありますが、外部の会話が聞こえる程度の音量に抑えて聞く事も効果的です。耳に優しく「ヘッドホン難聴」という厄介な病気になる前に対策はしておきたいです。

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