スタンフォード大学の研究チームが画期的なバッテリーの開発に成功したようです。
https://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=229163&ctNode=1782
従来のリチウムバッテリーよりも充電速度・耐久力・製造コスト・安全性に優れており、より早く・長く・安くの3つを備えた画期的なバッテリーになっています。
現時点のアルミニウムバッテリーは、乾電池1本分の電気を蓄電できiPhoneで考えると約20%分になるそう。その20%をわずか1分で充電できるらしいです。爆速ですね。
この電池には3つの画期的な技術があり、
1 アルミニウムとグラファイトの最適な組み合わせ
2 紙のように柔らかく折り曲げることが可能で量産が簡単な薄型の導電材料である
3 安定、安全、耐久性に優れている
この中でも特に安全性の高さに注目が集まっており、既存のリチウムイオンバッテリーは一気に電力を放電する大電流放電や過充電に弱いという特徴があり、それが原因で発熱し発火事故を起こす事も。
それに対しアルミニウムバッテリーは耐性も高く温度が急上昇することはなく、通電中にぐにゃっと曲げても発火する危険性がありません。
アルミ自体の調達コストも安く、実用化できればリチウムイオン電池や、アルカリ電池を代替できバッテリーの大幅な値下がりも期待できると。
ただ現時点では電圧はリチウムイオン電池の約半分ほどで、許容量は乾電池1本程度になるようです。改良法としてカソードの素材を改良することで電圧とエネルギー密度を上げられると考えられています。
バッテリーは結構いい値段するので期待したいです。