スマートフォンが手の届く範囲にいつも無いと不安でしょうがない。症状がひどくなるとパニック状態に陥り暴れだすことも。
重度の携帯電話依存症を「ノモフォビア」というんだそう。
携帯電話依存症「ノモフォビア」
ノモフォビアとはNo-Mobile-Phobiaの略であり、携帯電話がないことへの恐怖症、携帯電話依存症のことを指します。
日本人は携帯依存症!?スマホを眺め続ける恐怖の習性?! | 職人Times
フォビア(phobia)とは「病的恐怖症」という意味を持つ単語です。
主な症状として、スマートフォンが手の届く範囲に無い隔離された状態になるとパニック状態に陥り、不安から絶望感を感じる。SNSやメールなどスマートフォンの通知が気になり、勉強、仕事が手につかなくなる、といったもの。
スマートフォンを忘れたり、持ってはいるもののバッテリーが切れてしまいスマートフォンが使えないと判断した時点で、とんでもない恐怖や不安に襲われ、重度の人は体調を崩したり、倒れたりする事もあるんだそう。
本来人とのつながりを円滑にするためのスマートフォンが、行動を縛ってしまい健康や労働を損ねてしまう事に。
世界中で社会問題に
最もNomophobia傾向が強かった年代は18~24歳で77%、続いて25歳~34歳が68%で続き、3番目は55歳以上のグループでした。
携帯電話が手元にないと不安になってしまう恐怖症「Nomophobia」 – GIGAZINE
やっぱりといった感じで、若い人ほどノモフォビアの傾向が強いよう。
回答者の94%が「紛失」をあげている。74%の人がこれまでに携帯をなくしてパニックになったことがあると回答している(14%が「絶望した」と回答しており、7%が「悲しかった」そうだ)。
調査レポート:携帯情報端末を1時間以上チェックせずにいられるのはもはや少数派?! ノモフォビア(Nomophobia)、全国で発症中 | TechCrunch Japan
紛失を気にする人が94%と圧倒的。これはまあそうでしょうね。使えなくなるのはもちろん、個人情報が詰まっているので、中にはいってる個人情報が盗まれると致命的ですし。買い換えれば解決という物でもないですしね。
また、スマートフォンが鳴ってもいないのに鳴っているように感じる幻想振動症候群という状態に陥っている人も調査で発見されているんだとか。
重症な感じがしますね。鳴っても無いものが聞こえてくるのは。
パートナーや配偶者との関係に悪影響が及ぶことが分かっている。英国のある研究では、現在、多くの人が1日当たり119分を電話に使っている一方、大切な人と一緒にいる時間は97分と、スマートフォンに使っている時間のほうが長いことが分かった。
携帯がないと不安になるノモフォビア 配偶者との関係にも影響–人民網日本語版–人民日報
友人や夫婦など人間関係にも良くないと。お互いにスマートフォンをいじって会話が少なくなる結果、大事な人と取り返しのつかない状態になってしまう危険も。一緒にいるときは、スマートフォンは置いておいて相手と目を合わせてしゃべるのが大切だと。
アメリカや日本など先進国ではこの手の調査は盛んに行われており、傾向はだいぶ掴め問題への対策も徐々に行われていますが、最近ではロシアや中国などの新興国などでも取り上げられる事が多くなってきているよう。
特に中国はスマートフォンメーカーとしてもlenovoやxiaomi、HUAWEIといった有名な企業もあり、普及も爆発的に増えているようですし。
ノモフォビア診断
自分がノモフォビアかどうか確認する方法として次のような方法が
・携帯電話が近くにないと不安
・携帯電話をなくすことを想像するだけでドキドキしてしまう
・使用中の携帯電話が壊れたときに備えて予備を持っている
・たとえ寝るときでも携帯電話がそばにある
携帯電話が手元にないと不安になってしまう恐怖症|話してSukatto(スカッと)!!
このうち一つでも該当するものがあれば、ノモフォビアである可能性があるんだと。
私は近くになくてもそこまで不安になる事もないですけど、予備で安めのものは持っていますね。万が一のために。
依存しすぎだな、と感じたら人と直接会っている時はスマートフォンはいじらない、買い物中は携帯電話を見ないなど、意識して「ない時間」を作ることでスマートフォンともほどよい付き合いが出来るようになりそう。