最近の原油安を受け、全日本空輸と日本航空が4月1日から「燃油サーチャージ」をゼロにすると。最近の円高も伴って海外旅行の需要が増えることに期待しているそう。
燃油サーチャージゼロに
全日本空輸と日本航空は4月1日発券分から日本発の旅客を対象とした燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を6年半ぶりにゼロにする。
全日空・日航、日本発運賃の燃油分上乗せゼロ 6年半ぶり :日本経済新聞
最近の原油安でジェット燃料の価格が大幅に下がっているため無料に。国際線の全路線が対象となり、海外旅行やビジネスで海外に行く人にとっては嬉しいニュースに。
燃油サーチャージとは
燃油サーチャージとは、燃料とする油(灯油、軽油、重油など)の価格に追随する、運賃とは別建てで徴収される料金のこと。
燃油サーチャージ – Wikipedia
航空機の燃料価格に応じて国際線の通常の運賃に加算され請求される特別運賃。
現在、片道あたり欧米路線の場合は7000円、中国路線は1500円が課せられています。
これがゼロになるので、欧米路線の場合は現在よりも往復で1万4千円の負担減と大幅に安く海外へ行けることに。
円安で割高になっていた海外旅行も、敷居がずいぶん低くなります。
ゴールデンウィークや夏休みの海外旅行者数に影響を与える可能性も大いにあると考えられ、日本航空も海外への旅行者が減少傾向にある中、需要回復につながることに期待していると。
ただこの「燃油サーチャージ」、2か月ごとに見直されます。なので、今後の原油価格の展開次第ではすぐに加算が必要になる可能性も。
一時的かもしれませんが、今年は円も円高に進むと考えられており、これから海外旅行へますます行きやすくなるかもしれないと期待も高まっているよう。