表示されている文章から検索したいであろう固有名詞を自動的に解析してくれるようになるんだと。単語をコピー、検索バーにペーストと、検索にかかる手間を大幅に軽減してくれる機能になりそう。
Google「Now on Tap」
Android端末のホームボタンをワンタップするだけで、画面内の要素を自動で抽出し、ウェブ検索やアプリ連携を可能にする機能「Now on Tap」
グーグル、Androidホームボタンから“次にしたいこと”を検索できる「Now on Tap」を公開 – CNET Japan
アプリを問わずどんなアプリのどんな画面でもホームボタンを長押することで表示内容を解析。その画面に書かれている地名や固有名詞などを自動的に抽出してくれるように。
これにより従来の調べたい単語を手動で選択してコピー、ペーストして検索するという手間を大幅に軽減できるように。知りたい情報にダイレクトにアクセスできるようになり、検索しているという感覚がなくなりそう。
ウェブサイトの閲覧閲覧中だけでなく、LINEやTwitterなどあらゆるアプリで利用できるので、とにかく利便性が高い。
利用するには、デフォルトでは無効なので自分で有効にする必要があります。
Android6.0にアップデート済みのユーザーなら「Nowカード」の設定項目からONに出来ます。あとは自動的に解析してくれるように。
アメリカに続いて日本が2カ国目のサービスインと日本市場にもかなりの力のいれよう。日本ではiPhoneが優勢なのでAndoroidに独自機能を搭載する事で巻き返しを図る考えもあるんでしょうね。
「Now on Tap」3つの仕組み
「ナレッジグラフ」や「自然言語処理」、「App Indexing」という技術を組み合わせているのだという。
LINEでも使える! Googleが新機能「Now on Tap」を提供 – ワンタップで“知りたい”が見つかる (2) ほかのOSへの提供は? | マイナビニュース
主にこの3つが主要な技術として使われており、「ナレッジグラフ」のデータベースにより個々の単語から意味や関係性まで把握しているんだそう。
Googleは自然言語について長年研究してきましたが、実用化についてようやくめどがたったんだと。その成果が「Now on Tap」。
例えば、LINE/メッセンジャー/メールなど任意のアプリで、「今夜何を食べようか」、「フォンデュにしようか」と言った会話のやり取りがあったとする。
GoogleのAndroid 6.0向け「Now on Tap」、本日より国内サービス開始 ?画面に表示されている情報を理解して検索/提示 – PC Watch
ホームボタンを長押しすると、自動的に解析をはじめ「フォンデュ」のレシピやレストランを調べ表示してくれます。従来の単語をコピーして検索バーに入力するという作業をスキップして表示してくれるので、本当に軽快に使えるように。
会話中に「明日の午後に」などのキーワードがあれば、そのままGoogleカレンダーへ予定を書き込むことも可能
LINEでも使える! Googleが新機能「Now on Tap」を提供 – ワンタップで“知りたい”が見つかる (1) Now on Tapとは | マイナビニュース
Googleカレンダーと連係しておけば、Facebookやメールの内容から予定を自動的に書き込んでくれるようにも。
フィードバックにより日々進化、いずれは人間と変わらないように
ナレッジグラフや自然言語の理解、App Indexingについては日々更新されていくので、処理精度が高まって行く
GoogleのAndroid 6.0向け「Now on Tap」、本日より国内サービス開始 ?画面に表示されている情報を理解して検索/提示 – PC Watch
ユーザーのフィードバックをもらいながら日々修正、進化していくので使えば使うほどより正確に使いやすくなっていきます。
提供できるレベルになったがまだ期待したものと違う単語を拾い上げてしまう事もちょくちょく。フィードバックを受け繰り返しアップデートすることで更なる進化に期待。
現時点では対応端末はNexusのみですが、ゆくゆくはAndroid 6.0を搭載するスマートフォンでも使えるようになるよう。
いち早く「Now on Tap」を使いたい人は、新機種が発売されたばかりのNexus端末を選ぶのも良さそうですね。