国も今年から本格的に普及を目指す「白杖SOSシグナル」というものが。視覚障害者の方が助けを求める際のサインで見かけた人は一声かけて頂きたいと。
「白杖SOSシグナル」
「白杖SOSシグナル」とは、視覚障害者が困ったときのSOSの合図
カナリアの会ホームページ 白杖SOSシグナル運動
白杖を頭上約50センチに持ち上げる。「お手伝いをお願いします」という、視覚障害者が周囲に助けを求めるSOSのサインとして福岡で作られたサイン。全国に普及し始めてるものの、まだまだ認知されているとは言い難く知られていないのが現状。
声を上げるだけでは音の鳴り響く街中では気づいてもらえないこともあるため、1977年に考案されました。国としても2015年5月にポーズの活用を決議。シンボルマークも決まり10月からは内閣府のホームページにも紹介されるようになり、本格的な普及はこれから。
視覚障害者の方達だけで行う「ブラインドサッカー」というサッカー競技があるんですが、この代表合宿に集まった選手の中でも「白杖SOSシグナル」を知っていたのはたった一人しかいなかったんだとか。
現時点では視覚障害者の方でも知らない人は多いんだと。
実際どうすれば?と考える人、まずはいきなり触れずに、声かけを
緊急の場合以外は、「何かお手伝いしましょうか?」と話しかけてください。
東京ヘレン・ケラー協会|目の不自由な人に出会ったら
目が見えないため、いきなり触れられると不安になったり怖くなる人もいるのでまずは声をかけるようにして欲しいと。
相手の希望を聞き、必要なら自分の肩や腕に捕まらせて目的の場所まで移動するのが一番いいんだと。
ぐいぐい引っ張るんじゃなく、相手に掴んでもらって一緒に歩くのが視覚障害者にとっても安心できるようです。
「近年は歩きスマホの人がぶつかったり、その結果、白杖が折れるトラブルも起きている」
東京新聞:「白杖SOS」知って ポーズ普及に関係団体が本腰:社会(TOKYO Web)
ほかにも点字ブロック上に車が停車していて道しるべを失い、その場所から進むのが困難になるということもたびたび起こっているようで、自分も気をつけたいですね。