パチンコ台、本来はメーカ以外、納入されたホール側はいじってはいけないのですが、今回調査したところ数十万台規模で不正改造が見つかったんだと。
平成8年以来の大規模回収
メーカーの業界団体「日本遊技機工業組合」(日工組)が来月以降、全国のパチンコ台約295万台のうち数十万台に上る大規模な自主回収に乗り出すことが分かった。
パチンコ台、全国で数十万台を自主回収 違法な「くぎ曲げ」横行 – ライブドアニュース
不正改造によりギャンブル性が格段に高くなったパチンコ台が数十万台も発見されたんだと。
パチンコ台メーカーで作られた業界団体「日本遊技機工業組合」は早ければ1月末から回収することを決定したそうな。
これだけの量を一気に回収するとなるとパチンコ店は開店できなくなるんじゃないの、と心配になりますがその心配は無用のよう。代替機の用意もすでに十分、滞りなく入れ替えは出来るんだと。
問題視された「不正改造」とは
回収の対象となるのは「くぎ曲げ」という不正改造がされた台。
「なにを今さら…」不正改造“パチンコ台”の大量回収に、驚きが広がる
パチンコは当たりの出る確率が風営法によって決められていて、「小当たり」と呼ばれる「一般入賞口」があるんですが、ここには10分間に数十個の玉が入るように求められています。
とくに問題視されたのはデジタル抽選の回数を増やすため、始動口に玉が入りやすくなる方向にくぎが曲げられていたこと。
「小当たり」が少なくなると中央に備えられた「大当たり」を狙うしかなくなり、射幸心を過度にあおられるという理由で今回問題視されました。
改造は当たり前、全機に何らかの改変が
「遊技産業健全化推進機構」が今年6~8月に全国161店舗258台のパチンコ台をサンプル調査したところ、全機に何らかの改変がされていたという。
「なにを今さら…」不正改造“パチンコ台”の大量回収に、驚きが広がる
パチンコ台は一般財団法人「保安通信協会」が行う検定に合格しなければ出荷できないことになっています。ですが今回調査したところ、検定通過時と同じ状態のままのものは一台もなかったんだそう。
パチンコ台はメーカーで定められた部品で構成されている必要があり、ホール側で勝手に改造してはいけないことになっていますが、長年使っているとパチンコ玉が当たり続ける事で釘が劣化し動いてしまうのは当然。
そうした際、あくまでも修正するだけ、という名目で釘の調整をしてきました。
これが実は、修正にとどまらずパチンコ店にとって有利になるように釘が打ち直されていたんだと。パチンコ業界からしたら、いまさら何を言ってるの?ぐらい当たり前に行われていた事だとの話も。
パチンコやらない人でもそらいじってるやろ、と思いますよね。これほとんどの人がいまさらなに問題視してんのか、と思ってるんじゃないかと。
パチンコ系のマンガでも店長が釘いじってるシーンは当たり前に見かけますし。