自分の今まで読んだ本を手軽に確認できるようになる「読書通帳」。全国の図書館で配布されているもので親子を中心に利用者が増えているんだと。
ここ数年、公共図書館で「読書通帳」が静かなブームに。どこかで導入するたびに、全国紙などに取り上げられています。
CA1841 – 読書通帳の静かなブーム / 和知 剛 | カレントアウェアネス・ポータル
銀行で発行される通帳の読書版といえるもので、見た目も銀行の通帳と瓜二つ。
読んだ本を記入しておくことで、これ読んだっけ?とふと思ったときにも即座に見返せ確認できるようになる便利さから利用者が増え続けているんだと。
確認だけでなくちょっとした感想、満足度などを評価する記入欄も通帳内に設けられており、読んだ本を思い返す際に役立つ機能も。
珍しいものになると本の金額を読書通帳に記録できるようになっているものもあり、図書館で読むことでどれだけお金が節約できたか実感できるようになっているものも。
お得感をより感じるためになるために、興味のある本よりもなくても出来るだけ定価の高い本を集中的に読む人も出てきそうですね。ここらへんは通帳の金額見てにやけるのと同じになりそう。
利用者からも評判は上々で
楽しみながら本を読めるシステムで、自分がどんな本を読んできたのかを振り返れるこの取り組みは素晴らしかったです。
名取市閖上(ゆりあげ)復興支援のブログ : 行政視察①
読書の習慣を身に付けるのにも大きく役立ちそうだと。
借りた本をシールにしてくれるサービスも
借りた本の記録をシールに打ち出し、「読書手帳」にはることにより、本の記録を自己管理することができます。
読書手帳 – 多可町図書館
備え付けられたプリンターから簡単にシールに印字する事が出来るので、特に子供に人気が高く大喜びで作っているんだと。
自分が読んだ本をシールにするため、さらに本を読もうという気になる好循環が生まれ、読書離れに歯止めをかける効果も期待されていると。
子供の読書離れを抑えるために図書館も色々な企画を打ち出しており、夏休みの間に100冊読んだらプレゼントという企画を行ったところ71名もの子供が達成したんだそう。毎日2,3冊読み続けたことに。
凄いですね、夏休みの終わりと共に燃え尽きないように祈ります。集中的にやりすぎて燃え尽き症候群になりませんように。
じわじわと親子の間で話題になりつつある読書通帳、基本的には図書館などで配布されており誰でも気軽に発行してもらう事が可能です。