1次審査疑惑、エンブレムの類似問題、紆余曲折を経てついに最終候補4作品まで絞り込んだそう。このまま何事もなく1作品決まるんでしょうか。
最終候補4作品ついに決定!
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムの選考で、大会組織委員会のエンブレム委員会(委員長=宮田亮平・東京芸術大学長)は9日、最終候補の4点を選んだ。
五輪エンブレム、4点に絞る…類似ないか調査へ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
王貞治氏も審査に加わっており、「みなさんに喜んでもらえるものが候補として選ばれたと思う」と太鼓判。
杉山愛氏も「目線すら合わせず緊張感があった」とやらせなしのガチ審査だったとコメント。
旧エンブレムで散々もめ、ついにといった感じですね。
今回決まった最終候補4作品、どのように決まったのかというと、
エンブレム委は昨年12月までの1次、2次のデザイン審査で、公募1万4599作品から64作品に絞り込んだ。
五輪エンブレム、最終候補に4作品 春に一般公開 :日本経済新聞
それをデザインの出来栄えやグッズなどへの展開例を元に選考委員21人がそれぞれ採点。集計結果を踏まえた上で、協議し19作品を選考。
単純に点数だけじゃないんですね。点数を参考に協議した結果。
「エンブレム委員会」の委員による3回にわたる投票と議論が行われ、19件の候補作品から最終候補4件が決定と。
念のため、旧エンブレムで起こった商標問題が生じた場合も考え、次点4作品も決定。
4作品について国内外で商標調査を行い、類似のデザインがないか等をチェック。
よっぽどの事がない限り、最終候補の中から決まる事に。ここからまた問題が発覚して白紙撤回なんてことになったら目も当てられないですしね。
最終選考は国民投票で決めてはどうかという意見もありましたが、
宮田委員長は「投票は絶対に無理。考えていない」と明言。
新エンブレム、最終候補は4作品=「国民投票」行わず?東京五輪 – BIGLOBEニュース
国民の意見を募集するにとどめ、今後開かれる「エンブレム委員会」で最終的に1件が選ばれます。新たなエンブレムの決定は春ごろになる見通しだと。
今年は憲法の改正で国民投票する可能性もあるので、前座がてらにやってみてはと思いますけど。単純にこれ以上もたついている時間がないんでしょうね。
旧エンブレムの問題
1次審査において選考側にその特定デザイナーと作品を結びつけて把握している者が存在し、1次審査通過が作為的に行われた
東京2020、旧エンブレム問題…1次審査で不正発覚「結果重視でコンプライアンス薄弱に」|CYCLE サイクル やわらかスポーツニュース cyclestyle.net/
エンブレム問題では、昨年7月に発表された佐野研二郎氏デザインの作品がベルギーの劇場ロゴに似ていると指摘され、劇場側が使用差し止めを求めて提訴
五輪エンブレム、最終候補に4作品 春に一般公開 :日本経済新聞
とくに佐野氏の類似問題ではネットのプロ調査員によって素っ裸になりそうなほど調べつくされ、良くも悪くも大いに盛り上がりましたね。
この件でイメージ低下を懸念した大会組織委が2015年9月に白紙撤回を決め、新たにエンブレムの選考を行う事を決めました。
ここからまさかの再撤回という事態にならないように、もう確実に安全なものを選べばいいんじゃないですかね。新たな問題が起こる事も密かに期待してしまいますけど。