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バス代ないから学校やめる、沖縄の「子どもの貧困」がヤバイ

豆知識

日本でもごく普通に語られるようになり年々増えている「子どもの貧困」。沖縄は全国と比べてもダントツで高く待ったなしの状態なんだそう。

沖縄の貧困率、ダントツで全国最悪

「絶対的貧困率(※)」、また子どもがいる世帯の「子どもの貧困率」で、沖縄がいずれも都道府県別で最悪だった

「絶対的貧困率」とは、必要最低限の生活を保つための収入がない人の割合。沖縄は34.8%と全国の18.3%の2倍近くにもなり全県でみてもダントツなんだと。
子供を持つ世帯の1/3以上が貧困状態というとても深刻な事に。
貧困の背景にあるのは「親の貧困」と「出生率」。

沖縄の平均年収は、本土の468万円を大きく下回り327万円
ー沖縄の子どもの現実ー 増加する”子どもの貧困” | 沖縄移住<iju.okinawa>

失業率は本土の3%に対し、5%とやや高く、非正規雇用率も45%と全国で一番。非正規雇用が多いので、年収200万円未満の割合も全国の3倍と非常に厳しい数字に。
ひとり親世帯の貧困率は55%と半分以上が苦しい生活を送ることになり、支援は待ったなしの状態。

出生率は全国1位は良いことですが、必然的に子ども一人にかけることの出来る教育費は減少することが考えられる
ー沖縄の子どもの現実ー 増加する”子どもの貧困” | 沖縄移住<iju.okinawa>

子供の数が多いゆえに、一人一人にかけられるお金が少なくなる事も貧困に拍車をかけていると。多くはないが、バス代がないため学校をやめる生徒もいるという話も。
家庭の経済事情で大学への進学も諦めなければならない子供も多く、子供の可能性を閉ざしてしまいかねない状況。

「うち、ガスが止まってお湯が出ないんだ」
【ここにいるよ 沖縄 子どもの貧困】(1)「うち、お湯が出ないんだ」施設で風呂 喜ぶ兄弟 | 沖縄タイムス+プラス

ここまでの生活環境で暮らす子供も珍しくないんだと。

必要な支援が行き渡らない状況に政府もようやく本腰に

貧困率に比べ、県の生活保護率は全国5位と多くの困窮世帯に支援の手が届いていない
低所得・ひとり親・低進学率…子どもの貧困、沖縄の環境深刻 | 沖縄タイムス+プラス

非正規社員が多いゆえに社会保険加入率が低く、国民年金の納付率も低い。
将来年金を受け取れなくなる恐れもあり、今のうちに本格的な対策を実施しないと将来とんでもない事態に陥る可能性もあると。
政府もこの状態を改善するために

沖縄の子どもの貧困対策として、内閣府沖縄担当部局が2016年度の沖縄関係予算に10億円の予算を計上した
子ども貧困対策に10億円 内閣府、県内に支援員配置 – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース

ひとり親世帯の親の雇用拡大に取り組む企業に対して、貸付金利の優遇や親の学び直し支援の拡大も行う事に。
さらに子供への支援として支援員の配置、無料・もしくは低額の子ども食堂といった居場所を作ることで子供の貧困にも対処していくと。

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