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パンやコーヒーでがんの発症リスクが増大、炭水化物の高温調理で発生する「アクリルアミド」とは

豆知識

イモ類、パン類など炭水化物を高温調理した際に発生する「アクリルアミド」という化学物質を摂取しすぎると、人体に神経への悪影響やがんの発症リスクなど重大な病気を引き起こす可能性があると。

「アクリルアミド」とは

アクリルアミドは、食材に含まれる特定のアミノ酸と糖類が、120度以上で加熱されて水分が少なくなってくると化学反応を起こし、生成される。
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合成樹脂の一種。工業用途においては紙力増強剤や水処理剤、シェービングジェルや整髪剤などの化粧品に利用されている「ポリアクリルアミド」の原料として1950年代から製造されている化学物質。
「ポリアクリルアミド」は「アクリルアミド」が2つ以上つながることでより大きな化合物として出来上がります。
「アクリルアミド」、ここまで世界で注目されるようになった経緯は、スウェーデンの研究所が2002年に発表したことがきっかけ。全世界で食品中の「アクリルアミド」の毒性と食品の安全性について研究が開始され発表されました。
経口摂取されたアクリルアミド、のどを通り腸管で吸収され、全身の組織に移行。妊娠中や授乳の際に母乳や胎児にも移行。
諸外国の調査により神経への悪影響やがんの発症リスクが増大する可能性が指摘されています。
IARC(国際がん研究機関)では「人に対しおそらく発がん性がある」物質(2A)として分類されています。
現在日本人の平均推定摂取量は、体重1キロあたり1日0.24μgとなっており、主な摂取食材は炒めたモヤシやキャベツ、フライドポテトなど120度以上の高温調理した野菜で約6割を占めることに。
他にもコーヒー、ビスケット、クラッカー、パンなど普段から口にする機会の多い食品に含まれており、意識して減らすのもなかなか難しそう。
日本人の健康への影響についての見解は「リスクは極めて低いが、動物実験の結果から、懸念がないとはいえない」との評価で過度に心配する必要は無いが、気にかけるぐらいはしておいたほうがいいと。
食品安全委員会は今後、パブリックコメントなどを参考にしたうえで正式に最終報告することを検討しているよう。

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