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刑務所にも高齢化の波、65歳以上の受刑者の割合が10%を超える

豆知識

刑務所の65歳以上の受刑者が1991年の統計開始以来初めて10%を超えたそう。ただ捕まる理由が、悪意ではなく生活の孤独や不安からわざと捕まる高齢者も増えており、何らかの対策が必要になっていると。

高齢者の割合が1991年の統計開始以来初めて10%を超える

2015年版犯罪白書によると、14年に全国の刑務所に入った受刑者2万人余りのうち、65歳以上は10・4%
受刑者の高齢化進む岡山刑務所 – 緑のgoo

高齢者の割合が10%を超えるのは、1991年の統計開始以来初めて。高齢者人口の増加に合わせて、犯罪の割合も年々増えていると。
問題は件数だけではなく、刑務所内での生活。これは暴れて手が付けられないといった事ではなく、認知症や介護の必要が高まり、刑務官の仕事がとてつもなく激務になっていること。

職員が受刑者の体を拭きおむつを交換する、受刑者が受刑者を介護する…、いつしかそんな光景が刑務所であたり前になっている
刑務所の高齢化問題が深刻‐事件の真相まとめ‐楽天マンガニュース

認知症で自分の世話が出来ない受刑者も増えており、刑務所が介護施設と見間違うほどの対応を迫られることに。
食事も飲み込みやすく柔らかい食べ物、入浴の介助、おむつの取り替えなど、もはや介護ヘルパーと変わらない仕事を求められ、刑務官の負担も限界に近づいているんだと。
さらに刑務所内のバリアフリー化など刑務所自体の抱える問題も増えており、本腰を入れて対処する必要を迫られています。

高齢者の犯罪の大半は「万引き」

高齢者の犯罪内容を見てみると、殺人や暴行などもありますが、中でも一番多いのが万引きなどの窃盗
貧困と孤立から起こる高齢者の犯罪

そもそも高齢者はなにをして捕まったのかというと、ダントツで万引き。
万引きというと本屋で駄菓子屋でちょっと拝借といった軽い気持ちで子供が行うイメージが強いですが、今では高齢者の数が上回っています。
再犯率の高さも悩みの種で、年齢が上がるにつれて再び刑務所に戻る確率も高くなり、5人に1人は2年以内に刑務所に戻ってくるほどだとか。
この理由がまた悪意というには程遠く、やるせなくなるものも多く

自由を手にしても孤立する社会での生活より、仲間がいて衣食住を政府が提供する刑務所生活を選ぶ受刑者も多い
老人ホーム化する刑務所、「出るのが怖かった」-高齢化で医療費増も – Bloomberg

刑務所の方が安心して暮らせると考え、捕まるために繰り返す高齢者も多く、刑務所よりも厳しい生活を余儀なくされている現状を何とかしないとどうにもならない状態だと。
食事が毎日しっかり出て、布団の上で眠れる。病気になればすぐに気づいてもらえ薬も手に入る。、話相手がいるため、精神的にも豊かになれると外の暮らしよりもいいと感じる受刑者も多いんだとか。
刑務所に入らなければ生活が出来ないほどの状態に立たされている高齢者が増えているのも大きな問題で、わざと犯罪に手を染めなくても生活できるような対策が急務になっているんだと。

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