今年から始まったマイナンバー制度、制度開始と共に便乗詐欺も始まり増大中と。今後ますます増えると考えられ、注意が必要に。
あの手この手でマイナンバーを聞き出そうと
「有料サイトの料金が未払いで、放置すると訴訟になり、履歴がマイナンバーに登録される」とする不審なメール
「未払いでマイナンバーに訴訟歴」 不審メール相談50件 :日本経済新聞
履歴が登録されると今後一生消せなくなると、分かりやすく不安をあおりながら聞き出そうとしてくるそう。
もちろんでたらめでマイナンバーの利用範囲には訴訟履歴がマイナンバーに登録されることはなく、届いたら即削除推奨だと。
公的機関のような団体名と「マイナンバーに関する大切なお知らせ」とのメールタイトルで書かれてるケースが多く、利用しているメールソフトによっては迷惑メール判定されないどころか「重要」タグが付いてくる場合もあり、内容をしっかりチェックする事が重要です。
インターネット上だけでなく、電話、訪問型の詐欺も増えているようで
市職員を名乗る人物からマイナンバーの到達確認のために番号を教えるよう言われた
宝くじを買う人は危険?マイナンバー詐欺の手口とは | マイナビニュース
女性2人が「マイナンバーの関係で」との理由で訪問。通知カードを求められ、家族5人分の通知カードを封筒ごと持ち去られた事例もすでに発生。
「お子さんのマイナンバーが漏れましたが、依頼してお金を払ってもらえばストップできます」と、漏れてもいないマイナンバーを餌に対処費用を求める事も。
特に厄介な事に、きちんとした服装や態度で直接紳士的に対話。相手を油断させ信用させるという手口のため、つい引っかかってしまう人が増える可能性も懸念されていると。
そもそもマイナンバーは他人に教えるどころか、自分のマイナンバーをネットで公開するだけでも違法。
罰金や懲役刑が設けられており意識せずとも犯罪行為としてある日突然警察が、という事にもなりかねないので本当に慎重な取り扱いが必要。
2015年には、ブログで番号を公開していた男性に削除を求めた例もすでにあります。
削除に従わない場合には「二年以下の懲役または五十万円以下の罰金」に問われる可能性が。
とにかくそうそう他人に教えるものではなく電話や訪問で聞かれる事もないので、よく分からない時は教えないのが一番簡単な対処法になります。