食材がスマートフォンの部品に?それだけでもホンマか、と思いましたけどスマートフォンのネット利用を格段に快適にしてくれる可能性も秘めているよう。
「スピルリナ」ですが、空芯のあるらせん構造をもつ藍藻で濃緑色の微生物。食材としても非常に優秀で
1. タンパク質が牛肉の3倍、大豆の2倍
2. 鉄分もほうれん草の25倍
は特に優れたところ。それ以外にも豊富な栄養を含んでおり、
糖質や脂肪酸、ビタミンはもちろん普段の食生活ではなかなか十分な量をとれないカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などミネラルも豊富に含んでいる事から「万能食材」と呼ばれる事も。
あのNASAも絶賛するほどで「未来の食糧」と呼び、宇宙食としての研究を進めているほど。
食材として非常に魅力的な「スピルリナ」、スマートフォンに用いることで次世代の周波数帯が実現できる可能性が。
まず「スピルリナ」。藍藻でネジネジしたらせん構造をもっています。
電子部品に欠かせないコイル。微生物レベルの極小コイルは針金から作るのは難しく、どうにかして作れない物かとスピルリナを使って表面を銅メッキでコーティング。
試したところ、形を保ったまま極小コイルを得ることに成功。
現在は主に800MHz-2.5GHzが利用されていますが、極小コイルを利用してスマートフォンの部品として用いる事で、今まで使えなかった高い次世代の周波数帯が使えるようになり、インターネットの接続が格段によくなる可能性が出てきました。
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/6813
次世代の周波数帯、まったく使われていないわけではなくレーダーや天文学の専門分野では使用されているのですが、「スピルリナ」のおかげでスマートフォンなどの一般分野でも利用できるようになりそうだと。
現時点ではまだまだ研究中で、クリアしないといけない課題も多そうですが研究が進んで身近に利用できるになる日に期待が高まります。