ロシアの17歳の少年が、ゲームにはまりすぎて死んでしまったそうな。病名はエコノミークラス症候群(肺塞栓症(深部静脈血栓症))。飛行機や長距離バスに座り続けることが原因で起こる病気。
https://news.livedoor.com/article/detail/10582597/
この病名自体はよく聞きますね。ゲームをするために自宅で同じ姿勢で座り続けることでも引き起こしてしまうことがあるそう。あくまでもゲーム自体で死んでしまったんではなくて、同じ姿勢で座り続けた結果ですね。
同じ姿勢をとり続けることで、下肢や上腕その他の静脈(大腿静脈など)に血栓(凝固した血のかたまり)が生じ、静脈での狭窄・閉塞・炎症が生じてしまうことで発症。
死亡率は10~30%ほどらしく、多くが発症直後の突然死なんですって。発症すると死んでしまう可能性高いんですね。
足の骨を折って療養中だったため、自由に動くことも出来ないので22日間ひたすらゲームをしていたんだと。
もともとゲームは大好きだそうで過去1年半に2000時間以上、毎日6.5時間以上ゲームに費やしていたそうですけど、骨折でいつも以上に長時間やってしまった結果、最悪の事態に。
日本でも毎日6時間ほどやっているゲーマーは結構いそうな気がしますけど。あんまり聞いたことがないですけど、日本でも結構起こっているんでしょうかね。
https://ansinkaigo.jp/press/archives/1999
同じ姿勢をとり続けるといえば、入院中の生活もまさに当てはまりますね。
飛行機やバスで起こるのがほとんどだと思ってましたけど、半数は入院中の患者さんだと。
これも考えたら納得で、同じ姿勢で血流が悪くことが原因なら、行動を制限されるのはあきらかに入院中のほうが上でしょうから。
病気の具合によっては、軽いストレッチをすることもできないぐらい重く、寝ているしかない人が起こりやすくなるのも納得。
長時間座りっぱなしの仕事をしている人も多いと思いますが、エコノミークラス症候群を避けるために大きく動くことは出来なくても定期的に最低限しておきたいこと。
・1時間に1回くらいは少し離れたお手洗いに行くなど軽く歩く。
・立ち上がり背筋を伸ばしたり、ふくらはぎをマッサージ。
座りがちな生活をしている人は、特に気をつけたほうが良さそう。