かつてのプリントの宿題から移り、スマホで宿題を出す学校が徐々に増えてきているようです。
スマホで動画を視聴し問題に答える、先生がオンラインでチェック。数学など視覚化されたほうが理解しやすいものは、特に普及していきそうだと。
スマホを利用した宿題が世界中で浸透中
アメリカの3分の1以上の生徒たちは宿題をするためにスマホを利用する。
Young teens in U.S. use mobile devices for homework| Reuters
例えば、
アメリカで最も話題の人物ドナルド・トランプ氏、彼のスライドショーを作成。
納屋の建築に関するプレゼンテーションを準備。
小説「華氏451度」に関連した創作文を執筆。
英語の単語や単文の発音練習、スマホの発音を聞いて自分も発音。録音されたものを先生がチェックし採点。
今の学生はパソコンのキーボードで打つよりもスマホで文字を打つ方がよっぽど速いらしく、先生、生徒ともに、特に数学の分野では高い価値を認めていると。
数学や科学を学ぶ際にビジュアル化され、視覚的にも理解しやすくなるスマートホンを利用した勉強に対して非常に効果的だと判断しています。
アメリカがこの手の新しい手法を取り入れるのは珍しい事ではありませんが、アジアでもドンドン取り入れる学校が増加中。
中国・上海の小学校でもスマホを利用した英語学習、シンガポールではWhatsApp(日本でいうLINE)で宿題が割り振られることもよく見かけ、これからますます普及していくのは間違いないと。
利点が多い事は間違いないですが、スマホに偏りすぎる事には懸念もあり、
物理的に意識できない分、スマホで宿題を出すと、プリントの宿題より忘れやすくなる。
何万文字もの長文をフリック入力で書くにはやはり限界があり、パソコンのキーボードを扱えることは必須。
スマホだけで全てをこなすかのような、行き過ぎたスマホ利用には注意が必要とも。
ただ新たな学習形態として期待されているのは事実。
スマホ一つでどこでも勉強、見やすく理解しやすい良質な学習コンテンツを作れる人が増加。
良質な学習コンテンツが学校の授業などでも取り入れられ、教員の資格のない人でも教育に関われる機会が増え、学習の質が高まると期待が高まっています。