世界カメの日
世界カメの日は毎年5月23日に行われる年次行事。
この日は世界中のカメとカメの保護を目指す非営利団体「American Tortoise Rescue」によって2000年に制定されました。
世界カメの日の目的
世界カメの日の目的は、カメの保護と自然生息地の保護についての意識を高めることです。
「American Tortoise Rescue」によると「生息地の破壊・狩猟・ペットの違法取引」により多くの種のカメが絶滅の危機に瀕し、脅かされています。
多様な活動内容
人々は
- 教育イベントの開催
- ビーチの清掃活動の実施
- カメの保護センターや保護区への募金活動
- #WorldTurtleDay ハッシュタグを付けてソーシャルメディアでカメに関する写真やストーリーを共有する
など、さまざまな方法で世界カメの日を祝います。
保護活動を支援する方法
カメの保護活動を支援することに興味がある場合はできることがいくつかあります。
- 使い捨てプラスチックの使用は避ける。
- ビーチやその他の地域で怪我や病気のカメを目撃した場合は報告してください。
- これらの種の保護に取り組む団体を支援する。
負傷したウミガメとの出会いから大切なことを学んだある女性のエピソード
その日は五月の晴れた日。
サラは午後をビーチで過ごすことに決めていました。
彼女は海岸線に沿って散歩していると、水辺の近くで何かが動いていることに気づきました。
よく見てみると、それは砂の上に這い上がろうとしているウミガメであることがわかりました。
ウミガメの救助
サラさんはカメの存在を示す標識や保護措置が講じられていなかったため、この特定のビーチでは通常、カメが見られないことを知っていました。
彼女はこのカメに何か問題があるに違いないとすぐに気づき行動を起こしました。
彼女は「American Tortoise Rescue」に電話。
負傷したカメを専門のリハビリテーションセンターに連れて行けるまで保護し、世話する方法を教えてもらいました。
サラさんは車のトランクから手袋とタオルを使って負傷したウミガメを慎重に拾い上げ、海藻を敷いた段ボール箱にそっと置きました。
救助専門家のアドバイスに従い、直射日光を避けながら家に帰るまでずっとその呼吸をチェックし続けました。
適切な支援先に預ける
帰宅後、彼女は地元の野生生物当局に連絡。
輸送中に負傷した生物への支援についてさらなる指示をしてもらいました。
その後、動物を安全に専門家の手に移します。
医療処置を施した後、自然の生息地に戻しました。
小さな親切な行為が生き物の命を救うことを改めて実感
この負傷した生き物を救うことで学んだことに触発され、彼女は周囲の人々にこれらの古代の動物を保護することについての意識を広め始めました。
必要な保護活動について子供たちを教育することを目的とした、世界カメの日を祝う教育イベントも企画しました。
その事件以来、彼女は一年を通してカメのような絶滅危惧種の保護に専念するさまざまな団体と協力し続けました。
この経験によりサラはすべての生き物が平和に共存できるように環境を保護することがいかに重要であるかを認識しました。
また、たった1つの小さな親切な行為が、負傷し生活を脅かされている生き物の命を救うのに大きな影響を与えることができることも教えてくれます。
