日本人の平均睡眠時間、1960年以降年々減り続け、ついに7時間をきりそうなほどに。主に通勤時間や、子供のスマートフォンが理由だとも。
日本人の平均睡眠時間は7時間前半と世界的にも最短
日本人の平均睡眠時間は、45年間で50分短縮して世界的にも短い
日本人の睡眠時間が年々減少している深刻な理由|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
1960年代には8時間を越えていた睡眠時間も年々減り続け、もう少しで7時間をきりそうなほど減っているんだと。
乳児と働く母親は先進国最下位レベルで、乳児の平均睡眠時間は約11時間、母親は7.5時間といわれ健康に影響が出る可能性も。
睡眠時間が減り続ける主な理由に通勤時間があるようで、
三大都市圏を平均すると(睡眠の代わりに)増えた指数が最も大きいのは「通勤通学」
睡眠時間は10%減少、通勤を含む移動時間が増加~大都市交通センサスから見る10年間の変化
仕事場から離れた郊外エリアに住む人が特に削られ寝られない状態に。
2011年に総務省統計局が調査した結果によると、都道府県だと最も少ないのは神奈川県、奈良県、千葉県・兵庫県と東京、大阪の周辺郊外エリアに多いという結果。
子供に関してはやはりスマートフォンの影響が多く
日本の小中高生いずれもPCやスマートフォンを触る時間が長いほど、起床時間が遅くなっている傾向がある
PCやスマホの影響も 子どもの睡眠不足が深刻な理由 – ITmedia ヘルスケア
スマートフォンをいじっていていつの間にか時間が経ち、午前3ー4時台になっている、という子どもも珍しくないんだと。
3歳児でも午後10時以降に寝る子供が3割ほどおり、7%が睡眠不足状態に陥っていると。
睡眠不足による悪影響
睡眠不足になると、食ベ物のイメージと快楽につながる脳の報酬系との反応がよくなり、食べ物への誘惑に負けやすくなるという
子どもの睡眠不足が起こす肥満 就学前の子どもに必要な時間、きちんと眠らせている? | CIRCL(サークル)
睡眠のサイクルが乱れにより、代謝のサイクルだけがズレてしまうことに。その結果、太りやすい体質になってしまうことも。2015年のピッツバーグ大学の研究結果より。
他に記憶力にも影響し
睡眠時間が不足すると、記憶障害やアルツハイマー病の原因となるアミロイドβタンパク質が体内に蓄積する
睡眠不足は記憶喪失の原因となり、さらにアルツハイマーの元となるタンパク質も蓄積してしまうことが判明 – GIGAZINE
脳が疲労により機能低下。血圧や体温を正常にコントロールできなくなり、体のリズムが乱れ学習効率が大幅に低下する可能性も指摘されています。
この状態を改善するためにお勧めなのが昼寝。
「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的」とあります
政府推奨から1年。昼寝のチカラについてあらためて考えてみた | ニュース&ランキング | Fuminners
深い眠りに入ってしまうと、逆に起きてから頭痛やだるさに見舞われることもあるので、15分ほど座りながら目を閉じる昼寝が有効だとも言われています。
座ったままウトウトと浅い昼寝をすることで、脳の疲労を上手く回復でき午後の仕事もすっきり出来るようになるとも。