両前足が壊死してしまった猫のチビタ
トラバサミに挟まれたのか両前足が壊死してしまった猫、チビタ。
ある動物病院で獣医さんと飼い主さんが激しく言い合っています。
獣医「チビタの苦痛を取り除くには両腕を肩から切断するか安楽死しかない!」
飼い主「手首だけ切断して義手を着けてほしい!」
獣医「チビタは義手はつけてはくれないだろう!」
成長期に数々の病気を患い死線をさまよう事故にまで遭う。
毎月のように来院した結果、警戒心が物凄く強くなってしまったんですね。
治療とはいえけっこうな苦痛を伴うため。
なので義手にしても攻撃的なチビタの警戒心は変わらないと獣医さんは言いました。
けれど飼い主さんの熱意についに獣医さんは根負けしたんですね。
手首だけの切断手術を受けることに決意
チビタは手首だけの切断手術を受けることに決意。
飼い主さんは義手を作り続けます。試作を十数回も繰り返して。チビタに少しでも合うようにと。
それから数ヶ月が経ちました。そこでまさかの変化が。
チビタの性格が180度変わって素直な猫に。飼い主の思いが伝わったのだと周囲も驚き喜びました。
それからは義手で元気に庭を歩き回っています。
その様子に獣医さんはビックリ。猫の生まれ持った性格はそうそう変わらない。
猫の性格が変わるなんて動物病院を開業して以来の初めての経験だったため。
飼い主さんの熱意と深い愛情の勝利でした。
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