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現実に人型「キメラ」は存在していた

豆知識

人型「キメラ」と書いてありますが、実際には双生児が死んでしまった時にもう一方の遺伝子を取り込んで2人ぶんの遺伝子を持った人。そういう人を生物学では「キメラ」と呼ぶんだと。

兄弟を体に取り込む「キメラ」

生まれた赤ちゃんの血液型が両親の血液型とマッチしなかったため、調べてみたところ赤ちゃんの生物学的な父親と夫が「親族」であることが判明。さらに調べる事で驚くべき事実が。

この夫は、生物学では「キメラ」と呼ばれ、生まれる前は二卵性双生児だったが、母の胎内で兄弟の身体を吸収し、一人で生まれてきた
夫の精子で出来た子が夫の子でなかったという珍事が米国で発生 – IRORIO(イロリオ)

「キメラ」といってもマンガでよくある怪物のようなものではなく人間。この場合は、二卵性双生児の兄弟の遺伝子を持って生まれてきたと。
妊娠最初期の段階で一方が死んでしまい、生きているもう一方が体内に吸収し体内に取り込んだのだそう。
取り込んだ細胞が体の中に残っていて、一緒に成長し続け精子を作っていたと。
1人で2つの遺伝子を持つ人が存在した結果、このような子供が誕生する事に。
両親と血液型が違うと判明しても、そのまま浮気や他人の子供と決め付けるのは早計だという事ですね。
生まれる際にお腹の中で双子だった場合、このように1人で2つの遺伝子を持つ子供が生まれる可能性があると。
ベトちゃんドクちゃんなんかはどんな感じだったんでしょうね。一つの体に上半身が2つありましたけど。分離の手術をした今遺伝子的にはどうなっているんでしょうね。

男性の染色体を取り込む女性の染色体

男性との関係で、その男性の染色体を女性が獲得。その染色体は女性の将来にわたり影響を及ぼす可能性があるという調査結果もある
最新科学マイクロキメリズムで分かったDNAの驚愕秘密! | 日刊大衆-WEB版-

男児の妊娠経験がある女性は、その男児の遺伝子が残っている場合があるという調査結果は出ていたんですが、近年男児を出産した経験がない女性からも、男性の遺伝子である「Y染色体」が発見される事例がいくつか見受けられているんだと。
さらに調査した結果、驚くべき事が発見される事に。性交するだけで、相手の男性のY染色体を取り込む可能性があるんだと。
染色体はXとYの2種類が存在しており、XXなら女性、XYは男性と組み合わせによって性別が決まります。
まあ、遺伝子は女性の染色体がはじめにあり変化する事で男性が生まれるそうで、元々女性のほうが強そうですけど。
XとYの染色体、はじめは同じ数が存在していたにもかかわらず、Yの遺伝子は月日がたつごとにだんだんと減り、今ではたったの78個にまで減少してしまっているそう。
ちなみにXは1098個存在していると。

Y染色体がこの世からなくなって、やがて男がいなくなってしまうのではないかという説が出てきた
第31回 | この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 | 中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

このまま順調に減っていくとY染色体がこの世からなくなって、そのうち男が生まれなくなってしまう可能性もあるんだとか。
その理由には変化への柔軟さに差があることが大きな要因になっていると。
Xは父から娘、母から息子と性別に関係なく遺伝されるにもかかわらず、Yは父から息子と男同士にしか遺伝されず変化に乏しいのが減少の可能性と考えられているんだそう。

こういう例を見ても遺伝子というのは、まだまだ分からない事が多いんだなあと感じますね。

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