個人でもTwitterやInstagram、LineなどなんらかのSNSを利用している人が多いと思いますが、配信するメディア側も自前のホームページに誘導するんじゃなく、SNS上だけで記事を完結させる「分散型メディア」に注目し始めているそうです。
「分散型メディア」
自社でサイトを保有せずフェイスブックやTwitter、YouTubeなどの各SNSのアカウントで完結させるメディアのこと
オウンドメディアを手放す「分散型メディア」について疑問と危惧を感じつつ思うこと、考えること。 | WEBマスターの手帳
バイラルメディアとしてトップを走り続ける「Buzzfeed」が提唱している方法。
ざっくり言うと、従来のフェイスブックやTwitter、InstagramなどSNS上に自分のサイトへのリンクを貼り誘導するんじゃなく、各SNS上に適した形に編集しSNS上だけで完結するメディア。
SNSの普及でわざわざ記事を読むために移動する必要があるのか?という疑問から生まれたんだと。
確かに移動せずに直接読み終える事ができると一手間省けますね。
「Buzzfeed」の場合、InstagramやTumblr、フェイスブックなどの人気SNSに最適なコンテンツを届ける専門チームがすでに作られており、フェイスブックからのユーザーが主要なトラフィックになっているほど。
「分散型メディア」にするメリット・デメリット
分散型メディアとの接触頻度が上がることで、そのメディアのブランドワード検索でメディアのアクセスが増加する
もう自社メディアはいらない?分散型メディアでコンテンツは流通する | The Startup
サイトにとっては一番重要であろう認知度。目に入る機会が増えることでコンテンツのアクセスへの大幅な増加が見込めるように。
自分でホームページを管理するよりもコストやリソースが大幅に抑えられることで、参入もしやすくなると。
自前のホームページで流していたネイティブ広告をSNS上で配信することで、コストは抑えつつも利益は変わらず得られるとメリットも非常に多く。
デメリットとして、コンテンツの消費が加速度的に進んでしまうという問題も。
従来のSEOによる流入がほとんど期待できなくなるので、コンテンツ毎の一発一発が勝負になり、コンテンツの質自体が過剰な競争により下がってしまう可能性が。
SNS頼みになると情報が流れていく速度も速くなってしまうので、せっかくのいい記事も気づかないまま流れ去ってしまう事にもなり、地獄の消耗戦に陥ってしまう不安もあると。
ネットのタイトルは煽りがちになることも多いので、コンテンツ単位の一発勝負が強くなるとますます傾向が強くなりそうですね。