キューバの独立記念日
(Dia de la Patria)として知られるキューバの独立記念日。毎年5月20日に祝われます。
この日は、400年以上スペインの植民地であったキューバが1902年にスペインから正式に独立した日を記念するものです。
独立のための闘争
キューバの独立を求める戦いは長く困難なものでした。
1868年、カルロス・マヌエル・デ・セスペデスという名の裕福な農園主が率いて、スペインの支配に対する反乱が勃発します。
残念ながら反乱は最終的に鎮圧されましたが、他の国民たちに自由のための戦いを続けるよう促しました。
1895年、カルロスの魂は確かに受け継がれていました。また別の反乱が勃発します。
今回は現在キューバの国民的英雄と考えられている作家兼詩人のホセ・マルティが主導して率いました。
マルティの反乱は見事に成功し、さらに最終的に1898年の米西戦争につながることへとなります。
マルティの反乱はこの後、大きなうねりを生み出し、真にスペイン・米国からの独立へと繋がることは、マルティ自身も予期していなかったでしょう。
カルロス・マルティが残した勇気と誇りは、キューバ国民の心に深く響き続けます。
米西戦争
米西戦争はスペインとアメリカの間で行われました。
キューバはその渦中に巻き込まれる形に。
戦争は1898年4月に始まり、同年8月までにアメリカはスペインを破りました。
戦争を終結させたパリ条約の一環として、スペインはキューバの支配を放棄することに同意。
独立への道
米西戦争は終わりましたが、キューバの独立闘争はまだ終わってはいなかったのです。
米国は米西戦争後数年間、キューバを占領。
キューバが完全な独立を獲得したのは1902年5月20日のことでした。
それ以来、キューバの独立記念日はお祝いと国家の誇りの日となっています。
国民自らの手で完全な独立を成し遂げ、新たな国を建国。
全国各地でパレード、花火、その他のお祭りが盛大に開催されます。
自由を求める長く困難な闘い
あらゆる困難をものともせず、不屈の闘志で独立のために戦ったキューバ国民の勇気と決意を祝う大切な日。
キューバの独立記念日は、自由を求めるこの国の長く困難な闘いを思い出させます。
キューバ国民の独立記念日を祝う姿は見る者にとっても自信と勇気与えてくれます。