中国の偽食品はたびたび日本でも話題になりますが、中には紙を丸めただけのお米やワカメと称した細かく刻んだ黒いビニールなど食べる際になぜ気づかん、というものも多くあり中国の奔放さがよく感じられる話に。
中国で出回る偽食品
殻を割るとクルミではなく、ティッシュに包まれたコンクリートの小石が現れる偽クルミ。殻は糊付けされている。
【中国発】ニセ卵の次はコンクリート砂利を詰めた偽クルミが横行中! – IRORIO(イロリオ)
露天商から殻付きクルミを買い、家に帰ってから割ってみると、中からコンクリートが零れ落ちてきたんだと。
クルミの価格が高騰し続けていることに目をつけた悪徳業者にしてやられたんではないかと考えられています。中国ではクルミの売値が10年前の約10倍にも跳ね上がっており、特等品に至っては約85倍と驚きの値段に。
日本だと漫画のネタにしかならなさそうな事を本当にやってしまうのが中国。
他にも
・白い紙を丸めただけのお米
中国の自由市場で「親戚が作った無農薬の米」として売られていたお米。
食べている最中に噛み応えに違和感を感じた購入者が口の中から取り出し米粒を確認。するとお米の姿はもやは無く、白い紙を丸めただけの物体が出てきたと。
ただ驚くのは購入者も気づかずに半年ほど食べ続けたしまっていたこと。お米を洗って炊く時に、炊き終わったお米を見て紙だと気が付かなかったのかということ。
紙である以上蒸れて伸び、巻きが緩んで中が見えることが無かったのか、そもそもお米と紙じゃいくらなんでもすぐに気づくだろうと思ってしまいますね。
・化学物質を混ぜ合わせたニセ卵
こちらも市場で20個20元で購入した生の鴨の卵。
家に帰りゆで卵を作ろうとした熱湯に入れたところ、卵からゴムが焦げたような悪臭が漏れはじめる。お湯には染料が流れ出し鮮やかに変化しだしたと。
この卵、しかるべき研究所に届け分析した結果、アルギン酸ナトリウム、食用塩化カルシウム、ゼラチン、色素などの化学物質を混ぜて作られたものだと判明。
もちろん栄養価はゼロで、人体に有害。食べ物ですらなく、食べていたら取り返しのつかない健康被害を覆っていた可能性も。
・豚肉を牛肉に変える魔法のクリーム
中国で販売されている豚肉を牛肉に変化させる魔法のクリーム。「牛肉クリーム」または「牛肉膏」と呼ばれ、もし本当ならとんでもない大発見でありノーベル賞ものだと揶揄されるほど。
薬液に90分ほど浸してから調理すれば、あら不思議、真っ赤な牛肉に大変身、「牛肉の味」に早変わりと。どんな肉も牛肉にしてしまう、まさに魔法。
これが問題なのは実際に飲食店で使われていること。食肉加工業者が肉そぼろなどの製造に、飲食店が焼肉や麺の具に使われており広く浸透してしまっていると。
もちろん体に影響が無いわけが無く、医学の専門家によると長期間にわたって摂取すれば、慢性中毒や胎児の奇形、発がんの可能性がある非常に危険なクリーム。
このほかにもワカメと称した、ただの細かく刻んだ黒いビニール、ジャガイモ、サツマイモに合成樹脂を混ぜて作ったプラスチック米など上げればきりがないほど。
中国でも大手のスーパーなどで買う分にはまともな食品が揃っており安心ですが、露天で買う格安食品などには十分な注意が必要だそう。