「ホーリー祭」と呼ばれるインドのヒンドゥー教の春祭り。
現地の人のみならず、たまたま訪れていた観光客もお構いなしに色のついた水や粉を投げまくる。このお祭りに知らずに巻き込まれ、参加する羽目になった観光客の中には涙目になる人も。
ヒンドゥー教の春祭り「ホーリー祭」
ホーリー祭(Holi)とは、インドのヒンドゥー教の春祭りです
カラフルに汚れろ!インドのホーリー祭がとんでもなく面白そう!|MERY[メリー]
「色かけ祭」とも呼ばれており、その場にいる人誰彼構わず、水や色粉、バケツいっぱいのペンキをかけまくるお祭り。
このお祭りの由来、もともと豊作祈願の祭りでしたが、
クリシュナ伝説などの各地の悪魔払いの伝説、カシミール地方の伝承などが混ざり、この日、家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャを追い払う意味も含まれる事に。泥や汚物を投げつけたのが始まりとされ、今は形を変え色粉や色水を掛け合うようになったと。
色のついた粉や水を人に向かって思うがままに投げ合うことにより友好を深める、日頃のうっぷんを晴らす日、と変化しました。
このお祭り、とにかく人という人がカラフルに染まりカオスな感じで満たされます。
祭りが始まると友人知人はもちろん、通りがかりの見知らぬ人、たまたま訪れていた観光客にまで顔や身体に色粉を塗りつけたり、色水を掛け合ったりまさにカオス。
とくに旅行者は目立つためか格好のターゲットとなりやすい。一度でも色粉や色水をくらうともう参加者とみなされ、次から次へと攻撃をくらうはめに。
色粉を塗りあった後は「ハッピー・ホーリー」と言いながら抱き合い、喜びを分かち合います。
ホーリー祭の日は多くの企業や商店が休みとなるのが一般的。バスやトラックの運転手も祭りに参加しているので、当日の道路は閑散としており、まさにインド人が一体となって行うお祭りとなっています。
当然ですが、ホーリー祭の日にお気に入りの服を着て外出をするのは厳禁。あらゆる色に染まった衣服は二度と着る事は出来なくなり、観光客は知らずに巻き込まれて涙目になる人もいるんだとか。
現地の人はTシャツ、パンツ、下着、靴などをあらかじめ用意しており、あとは好きに投げ合うだけと準備万端。
このニュースを見た人からは、とにかく楽しそうで日ごろのストレスをスカッと発散できそうなホーリー祭に参加したいとの声が上がりまくっています。