テニスプレーヤーと実業家、多彩な才能を持つルネ・ラコステ
ポロシャツと言えばワニのマークの「ラコステ」が有名です。
あのデザインの生みの親はラコステの創業者であるルネ・ラコステ自身なんだと。
彼はウインブルドン選手権を2回も制覇した伝説的な名テニスプレーヤー。
引退後は実業家に転身しあのワニのマークをトレードマークとしました。
そのデザインはテニスプレーヤーとして現役時代の初期に作られたものだったのです。
ラコステはスペインの片田舎バスク地方の出身。
この地方には手にくくりつけられたラケットでボールを打ち合うテニスのルーツにもなったスポーツがありました。
「ペロタ」と呼ばれていたスポーツです。
お守りのようにワニさんマークウェアに刺繍
1927年、初めてウインブルドンのコートに立ったラコステ。
まだ世界では無名の新人。ですが、彼はテニス発祥の地である故郷の人々の誇りと期待を一身に背負って燃えていました。
そのプレッシャーをはねのけるために故郷で呼ばれとった懐かしい自分の愛称「ワニ」を自分のウェアに刺繍。
それをお守りのようにして晴れの舞台に臨んだのでした。
彼はその後もこの刺繍に愛着を持ちつづけ引退後、会社のマークとしてそのまんま採用したというわけ。
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