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日本も参考に、世界初デンマークの賞味期限切れ食品専門スーパーマーケット「WeFood」

豆知識

世界的に問題視されつつある期限切れ食品の廃棄問題、解決の一歩として賞味期限切れの食品を専門に扱うスーパーマーケットがデンマークに開店し連日行列が途絶えないほど話題を集めているんだと。

世界初、賞味期限切れ食品専門スーパーマーケット「WeFood」

デンマーク・コペンハーゲンに今週オープンした、賞味期限切れの食品を専門に扱うスーパーマーケット「WeFood」
デンマークに世界初オープンした期限切れ食品専門スーパーが大人気

世界で初めての試みといえるこのスーパー、デンマークでホームレスを支援する非営利団体「Fodevarebanken」と、キリスト教系の慈善団体「DanChurdAid」によるジョイントベンチャーとして開始されました。
評判も上々で連日長蛇の列が出来、途切れる事がないほどだとか。
本来廃棄されるような食品を低価格で販売しているのが特徴で、賞味期限が切れ消費期限が近い商品や形が悪く他のスーパーでは販売できないような商品を30%~50%で販売。
賞味期限切れの物を本当に食べて大丈夫なの?と少し不安になりますが、賞味期限とは「おいしく食べられる期限」であって、過ぎたものを食べても特に問題はありません。
重要なのは消費期限のほう。こっちはそのまま食品そのものの「安全に食べられる期限」であって、これを越えたものは健康に影響を与える可能性があるので食べるのは避けたほうが良さそうです。
「WeFood」、果物から、飲料、冷凍食品まで一通り揃っており、一般的なスーパーマーケットとなんら遜色ない品揃え。
今後事業を拡大させ、デンマーク国内に広く店舗展開していく予定です。
このような取り組みが行われる背景に、世界的に大きな問題となっている食料品廃棄問題があります。

全世界では、消費向けに生産された食料の3分の1にあたる年間約13億トンが廃棄されている
フランス、スーパーでの食料廃棄を法律で禁止 | The Platnews

製造工程で発生する規格外品や売れ残り、形が悪い、食べ残しなど様々な理由でまだ食べられる食品がゴミとして廃棄されています。
日本はもちろん、世界中で議論されている問題でもあります。特に日本は世界でも有数の食品廃棄大国でもあり、
年間2,801万トンの食品廃棄物等が出ており、これは世界の7000万人が1年間食べていける量に匹敵するほどだとか。
コンビニでも、期限のすぎたお弁当は安売りされる事も無く即廃棄されるという話しはよく聞きます。捨てるぐらいなら、賞味期限なんか多少切れても安く売ってくれたらと実際思いますけど、法律の関係で無理なんでしょうね。
世界を見てみるとすでに食品廃棄に関する法律が出来ている国もあり、

フランスでは、スーパーの食料品廃棄を禁止する初めての法律が、国民議会の議論を経て、上院で満場一致で成立した
スーパーの食品廃棄を禁止! フランスで法案成立 – エキサイトニュース

この法律、大手スーパーは食品廃棄防止対策を義務付けられることに。
売れ残った食品のうち、「消費期限」が過ぎておらずまだ食べられるものについては慈善団体に寄付するか、家畜の飼料や農業用の堆肥に転用しなければならないというもの。
無駄に捨てて終わるのではなく、使える限り有効利用しようという画期的な法律。
日本でも年々大きくなってきている貧困問題に対応するために即廃棄するのではなく、安くても問題なく食べられるなら十分、という人に回していけるように他国を参考に考えた方が良さそうですね。

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