「月下美人」
その花は名のごとく月下に咲くという。
夕方から咲き始めて大半は明け方までに、遅くとも翌日の午前中にしぼんでしまうという。
一つの花は夕方からの半日しかもたないという。なるほど、月下と名がつくわけですね。
「孔雀サボテン」
色鮮やかな大輪の花を咲かせる姿が孔雀の羽根の色柄を思わせるトコから孔雀サボテンという名前に。
自分に言わせれば孔雀の羽根以上にきれいと思うぐらい。
月下美人は見たことがないが、白花の孔雀サボテンは月下美人の花とよく似ていて間違える人も多いという。
両者の見分けるポイントはというと
- 月下美人の葉にトゲはないが、孔雀サボテンにはちっちゃいトゲがある
- 月下美人の花は素晴らしくいい香りが強くするのに対し、孔雀サボテンの花には香りのあるものとないものがある。香りの強さは月下美人の方が勝っている
- 両方とも夕方から咲き始める。月下美人の場合は大半は明け方までに、遅くとも翌日の午前中にしぼんでしまう。それに対して孔雀サボテンの場合は、翌日の午後になっても咲いているんですね。孔雀サボテンは大体丸一日、小ぶりなものだと2、3日もつ場合もあります
- 「月下美人」にお色直しはないが「白花の孔雀サボテン」にはお色直しがあり、赤とかピンクの姿を見せる
- 月下美人の花は純白色のみで、孔雀サボテンの花には白と赤とかピンクがある
花の体内時計はとても正確。毎年、夏に咲いてくれるんですね。
一つの花は2日くらいしかもたないが、サボテンらしく枝の先端から次々と咲くため、けっこうな期間、花を楽しめるように。
孔雀サボテンは夏の宵から咲き始め花の香りはあくまでもほのか。一つの花は2日くらいしかもたない。
けれど花の命は短いからこそと、見ると湧き上がってくる気持ちがある。
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