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テニス界のトッププレーヤー 伊達公子さん夫婦の愛情と支え合い

小話

クルム伊達公子さん 価値観を壊してくれた夫との出会い

クルム伊達公子さん。
知らん人はいないほどのテニス界のトッププレーヤー。
そんな伊達さんも20代の頃は一人が不安だったよう。

世界ランキングの成績に追われ筋肉痛に耐え、毎朝、気持を奮い立たせて起きてたんですね。
物凄いプレッシャーと戦いながら毎日すごす日々。

そして26歳でテニス引退。その後、30歳でマイクさんと恋に落ちます。
マイクさん「なんで並んで歩かないの?」
恋愛当初、無意識にマイクさんの後ろを歩いていました。

また、結婚を決めた際に、
伊達さん「仕事やめようかな・・・」

すると、マイクさん
「なんで女性だと仕事やめないとだめなの?料理を作るより自分の人生を生きて」
と一言。マイクさんは伊達さんの価値観を壊していきました。

そんな伊達さんに大きな悩みが生まれるんですね。これには悩んでる女性も多いと思います。
「子どもが出来ません」
伊達さんも最初はやはり子作りと思えば「すぐにできるもの、授かるものだと思い込んでいた」そう。

しかしいつまで経ってもそんな気配も無く何も変化が起きず兆候もなく、
「あっ、これは簡単なものじゃないんだな」
という事を二人で(夫婦で)話すようになったんですね。

不妊治療を始める生活

意を決して夫婦で不妊検査を受診するため病院にいくことにした伊達さん。
結果は…、「問題なし」。

そして不妊治療を始めるんですね。
しかし、東洋医学・西洋医学、数々ためせど妊娠の兆候現われず。人工授精を5回、そして顕微授精もしたそう。

不妊治療を続けながら伊達さんはこんな事を思ったんですね。

「今までは努力すれば必ず結果が付いてきた。早いか遅いかの違いはあっても努力すれば後から必ず結果は付いてくる。それがテニスだった。でもこの治療は違った…。」
「頑張っても出来ないことがあるなんて」
「いつも赤ちゃんのことが頭から離れない」
同じ悩みを抱えている方には同じ気持ちになられる方も多いものと思われます。

こんな会話を繰り返す毎日。
マイクさん「子どもほしいね」
伊達さん「ほしい、ほしいね。女の子がいい?男の子?」

会話の最後にはいつもマイクさんの一言。
「子どものいない二人の人生も豊かなもの。恵まれれば幸いだけれど、僕にとって一番大事なのは公子なんですし」
マイクさんのこの言葉は心にグッとくる。愛情が伝わってくるよね。

確かな愛情と思いやりを感じ、伊達さんはマイクさんと出会ってとても楽に生きられるようになったと。
現在もまだ子供は授かってないんですが、現役復帰し42歳になった伊達さんは、
2013年全豪オープンシングルス1回戦で第12シードのナディア・ペトロワに6-2, 6-0 でストレート勝ち。
1968年オープン化以降同大会の最年長勝利記録更新したりと大活躍しています。

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