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ネズミ講で内戦まで引き起こした「アルバニア宝くじ暴動」

小話

「ネズミ講」で内戦まで起こした国アルバニア

ネズミ講・・・そう聞いてまず思いつくのは詐欺やらうさんくさいイメージ。硬い言い方すると(ネズミ講=無限連鎖講)て言ったりもします。

実はこの「ネズミ講」で内戦まで起こった事があるんです。昔も今も困ったもんであることに変わりないようです。
「1997年アルバニア暴動」で別名「アルバニア宝くじ暴動」とも呼ばれているんですね。
一時的に内戦状態に陥った事から「アルバニアの無政府化」とも。色んな呼び方をされています。

当時のアルバニアでは国民の半分がネズミ講に参加していたと言われ(すごい。どんな状況なのか)、集まった資金で周辺国で起きた紛争地域へ武器を密輸し多くの外貨を獲得。
けれども、紛争が終結するとビジネスモデルは破綻、国民の半分近くが財産を失うことに。まあ、当然と言えば当然、お金の行き場がなくなったわけですし。

紛争は5年にわたり国連軍が派遣される事態にまで発展。
この後の総選挙でサリ・ベリシャ政権は当たり前のように退陣に追い込まれました。
ネズミ講の末路は常に壮大な崩壊を引き起こすといういい例となりました。

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