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「眼のアルツハイマーと呼ばれる加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)症」、失明の危機を失くすため新薬開発に人生を捧げる日本人

人物

「眼のアルツハイマー」から失明の危機をまとめて救いたい、アキュセラ社の窪田良さん

「眼のアルツハイマー」と呼ばれ誰もがかかる可能性のある眼の病気「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)症」。
これにかかって失明の危機にある人が世界で1億2000万人もいるんです。

「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)症」とは、
網膜の中心部に視機能の大半を担っている黄斑部(おうはんぶ)と呼ばれる部分があります。
特にこの黄斑部の中心部分「中心窩(ちゅうしんか)」という部分が変性を起こす疾患です。

一般的に視力検査で測る視力とはこの中心窩で捉える視力の事を指しています。
この部分に異常が起こると深刻な視力低下に繋がります。
視力が低下したり暗く見えたり物がゆがんで見えるなどの症状が有り、見たい物の中心が特に見にくくなり失明の原因となります。

この加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)症の治療薬を世に送り出そうと、アメリカ西海岸シアトルで創薬ベンチャーを立ち上げたのがアキュセラ社CEOの窪田良さん。
窪田さんは慶應義塾大学大学院時代に緑内障の原因遺伝子を発見し、手術の腕前も日本指折りと言われた眼科医。

手持ち資金100万円で創薬の世界に足を踏み入れる

そのキャリアもみな投げ打って、手持ち資金たった100万円で創薬の世界に身を投じました。
「研究者でも医師として手術に臨んでも救える患者の数には限りがある、失明の危機をまとめて一気に救うには新薬開発しかない」
との思いで始めた治療薬開発。

留学先のワシントン大学である疑問を感じます。
「鳥と人の夜の目の見え方はなぜ違うのか?」
これをヒントに

  • 暗視カメラ視細胞を
  • 光から守る化合物を発見すること
  • 「飲むサングラス」を作ること

を目標に新薬の開発を始めます。

新薬開発は世に出るまでには研究期間だけでおよそ3年、臨床試験を経て全て合わせると12年以上かかるとても長い道のり。
3万のトライアルがあって成功は一つと言われ、資金的には最低でも1000億円と莫大な資金が必要とされる厳しい事業です。

それでも窪田さんは果敢に挑戦し調達できた25億円の商品開発費で可能な限りの研究を続けました。
そしてなんと、この資金で出来る研究期限のわずか2週間前に暗視カメラ視細胞を光から守る化合物を発見しました。

開発中の錠剤は今、欧米での治験で最終段階の臨床試験を迎えています。

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