日本の夢を乗せて、国産ロケット「イプシロン」
世界初、人工知能搭載の国産ロケット「イプシロン」。
開発したのはJAXA(宇宙航空研究開発機構)イプシロンロケット プロジェクトマネージャーの森田泰弘さん。
「イプシロン」は高度なセルフチェック機能を備えています。
組み立て時から打ち上げまでロケット自ら点検作業を行うことが出来ます。
劇的なコスト削減を可能に
なので、打ち上げ設備も人員も劇的に減らすことができるんです。
どれくらいかというと、たった2台のパソコンと数人のスタッフで打ち上げ準備ができるモバイル管制を実現することが可能。
その結果、なんと打ち上げコストの半減を可能にしました。
驚きというしかない。ロケットの打ち上げがたったの数人で出来るって。
森田さんは小惑星探査機「はやぶさ」を宇宙に運んだ小型ロケット「M-V」の開発にも携わっておりました。
けれども費用コストを問題にM-Vの運用が打ち切られてしまいました。
固体燃料ロケットの歴史が打ち切られることが許せなかった森田さん。
それならとコスト削減に向けて試行錯誤の末、人工知能を備えたロケット「イプシロン」を開発しました。
そして仕切り直しとなった9月14日。打ち上げの日が訪れます。
鹿児島県肝属郡肝付町の内之浦での「イプシロン」打ち上げは見事成功しました。
日本の宇宙開発・ロケット開発の父とよばれる糸川英夫氏の言葉を心に刻み開発に挑み続ける森田さん。
「世界に先駆けた開発を目指せ」
という精神の元、森田さんはロケット開発にますます熱意を燃やします。
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