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コンクリートによる禁欲的な表現と緊張感ある空間を大切に、「世界のANDO」が伝説的作品「住吉の長屋」を完成させるまでの不安と孤立

人物

通信教育や参考書で建築を学んだ、安藤忠雄さん

建築家の安藤忠雄さんは大工の仕事を見て建築に憧れを抱きました。
けれど経済的な理由と学力不足から大学進学を断念することに。

高校卒業後はアルバイトをしながら通信教育や参考書で建築を学びました。
学閥も人脈もなく仕事は全く入ってこない。
喫茶店のインテリアの仕事で食いつなぐ毎日。

「いつも切羽詰まっていた」
だんだんと孤立感が強まってきます。不安や焦りから過激になって施主の言うことも聞かないようになり始めます。

「でも、一心不乱にやっていれば誰かが見つけ出してくれる」
そう信じ、仕事を続ける毎日。そしてついに大転換の日が訪れます。

伝説的作品「住吉の長屋」を完成させる

後に伝説的作品と呼ばれる「住吉の長屋」。
これは中庭が開放的な一方、雨が降れば部屋から部屋の移動に傘が必要となる造り。

「めったに仕事がないから一つの仕事に懸けた」
こう話す安藤さんの「むちゃな試み」は日本建築学会賞という栄誉ある賞を受けました。
関西に大変な天才、奇人がいるらしい。という噂があちこちで立ちました。

確かにパッと見、突飛に感じるけども、
「雨の日、傘が必要な不便さよりも晴れた日の開放的な中庭の方が気持ちいい」
むちゃに思えて住む人のことを考え抜いて建てられた家。

安藤さんの持ち味は打ち放しコンクリートによる禁欲的な表現と緊張感ある空間にあります。
「世界中で一番手に入りやすい建築材料のコンクリートで、日本的な奥行きまで感じさせる美しい壁をつくりたかった」
この美しいコンクリートの壁で「世界のANDO」は生まれました。

建築界のノーベル賞といわれるプリッカー賞を受け、世界でも抜群の知名度を誇る建築家になられたんですね。

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