世紀の悪法に立ち向かうアル・カポネの会心の作「ポケットビン」
「必要は発明の母」といわれます。
その1つと言ってもいいものにウイスキーのポケットビンがあります。
旅行のときに重宝するものですがこれを強く必要としたのは誰だったと思います?
「アル・カポネ」だったんですね。
アル・カポネと言えば悪名高き1920年代のアメリカ・ギャングの超大物ボス。
禁酒法の下、FBIの目を盗んで酒を密売し大もうけをしました。
そのために考え出されたのがこの携帯ボトルだったんですね。
樽詰めや普通のボトルでは大きくて目立ちすぎます。
けれど、このビンなら小さい上に弓形にそっているんでポケットにぶちこみますと。あらまあ、太ももにぴったりフィットして違和感がなくなりますね。
不自然な盛り上がりもなく、警察に不振の目を向けられることもない。
この方法で運ばれたお酒を飲む国民はもちろん大賑わい、アル・カポネはギャングの超大物ボスながらヒーローでもありました。
1919年に施行された禁酒法。世紀の悪法といわれることもあります。
禁酒法という世紀の悪法と闘うためのアル・カポネの大きな武器となるポケットビン。
これをかいくぐりキャバレーやレストランが客に酒を出すことができたのも、アル・カポネの会心の作と評されるポケットビンのおかげなのでありました。
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