日本のラベンダー
北海道にある富良野(ふらの)地方のラベンダー畑はラベンダーの原産地としてとても有名。
広大な自然に一面紫色の風景が広がる写真を見たことがある人も多いと思う。
ラベンダーは1937年にフランスから輸入されました。
曽田香料という会社の創始者である曽田政治氏がラベンダーを日本に持ち込みました。
様々な場所でラベンダーの試験栽培をして、気候の理由から北海道が選ばれました。
1942年に札幌市南区で本格的な栽培され、そのあと国内での栽培がはじまります。
現在では上富良野長、中富良野町、ニセコ町の象徴がラベンダーとなっています。
北海道がラベンダーの栽培に選ばれたワケ
ちなみにラベンダーの原産国は地中海。
代表的なイングリッシュラベンダーなどはもちろん、様々なラベンダーが地中海の地域に咲いています。
地中海の緯度は北海道と同じくらいの位置にあります。実は北海道はイタリアやフランスやらと同じぐらいの緯度に位置しています。
高温多湿が苦手なラベンダーは地中海のように乾燥してて比較的気温の低い気候を好むとされています。そのため、地中海と緯度が近い北海道で栽培が始まったというワケ。
ラベンダーは木に分類
ラベンダーといえば秋になると咲いて、その見た目からちっちゃい花というイメージがある。けれど、厳密にいうとラベンダーは木に分類されます。
シソ科の仲間であるラベンダーはその育て方からしても多年草というよりも木として考えることができるんですね。
たとえば、一般的にラベンダーは挿し木して育てるもの。また、ラベンダーは多年草と違って株分けして増やすことが出来ません。
こういった観点から見ても農林水産省はラベンダーを木として分類したと考えられます。
なお、ラベンダーは環境によってはエラく大きな木になることがあるんで驚く人も多いかもしれません。
アロマセラピーやハーブティーとしての利用も
ラベンダーはアロマテラピーやハーブティーとしても人気があります。そのアロマの効果がどのようなものか知っていますか?
まず、ラベンダーのアロマオイルにはリラックス効果があります。ラベンダーはリラックス効果のあるアロマとしてかなり有名。
ラベンダーのアロマには精神的な不安を和らげるだけでなく頭痛、筋肉痛、神経痛や生理痛、さらには血圧を安定させる効果もあると考えられています。
寝る前にラベンダーを枕へ数滴垂らすだけでも十リラックスして熟睡できるといわれています。夜、なかなか寝付けないという人にはラベンダーのアロマがオススメといえます。
また、トイレなどにもラベンダーの香りの芳香剤(ほうこうざい)がよく置かれています。これも、ラベンダーのリラックス効果を狙っているといえます。
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